1. 日本の歴史が動いた日 ― このコースの背景
1853年、浦賀沖に現れたペリー率いる「黒船」の来航により、200年以上続いた日本の「鎖国」が終わった幕末開国の地を辿るルート。歴史の転換点となった浦賀から、東京湾の防衛線だった観音崎、そして近現代の軍港歴史が息づく横須賀港まで、海の風を感じながら歴史ロマンに浸れるドライブです。
ペリー黒船来航:1853年(嘉永6年)、米国のペリー提督率いる4隻の蒸気船(黒船)が浦賀沖に来航。国書を提出し、翌年の神奈川条約(開国)へとつながった。
浦賀奉行所と勝海舟:浦賀は江戸の海の玄関口。勝海舟は太平洋横断(咸臨丸)の直前に浦賀の叶神社で断食祈願を行ったとされる。
難易度・対象:初心者向け/幕末ファン・海沿いドライブ 所要時間目安:約7〜8時間(都内発着)
もう少し詳しく ― この土地で何があったか
四隻の黒船が、浦賀沖に現れた日
嘉永六年(1853)六月、アメリカ東インド艦隊司令長官ペリーが率いる四隻が浦賀沖に姿を現しました。うち二隻は蒸気で動く外輪船で、煙を吐きながら風に逆らって進むその姿は、当時の日本人にとって理解を超えるものでした。船体が黒く塗られていたことから「黒船」と呼ばれます。
幕府は当初「長崎へ回れ」と退去を求めますが、ペリーはこれを拒否。結局、久里浜への上陸を認め、フィルモア大統領の国書を受け取ることになりました。翌年ペリーは再来航し、日米和親条約が結ばれます。二百年余り続いた鎖国は、ここから崩れていきました。
浦賀奉行所と、勝海舟の出航
浦賀にはもともと、享保五年(1720)に置かれた浦賀奉行所がありました。江戸湾に出入りする船を検査し、海防を担う役所です。黒船来航の対応にあたったのも、この奉行所でした。
そして万延元年(1860)、日米修好通商条約の批准使節に随行する咸臨丸が、勝海舟を艦長格として浦賀から太平洋へ出ていきます。日本人の手で太平洋を渡った最初の航海でした。黒船に驚かされた国が、わずか七年で自力で外洋へ出た——浦賀という小さな港は、その両方の舞台になっています。
2. ペリー公園・浦賀の渡船・観音崎灯台をめぐる車日帰りコース
| 時刻 | スポット・行程 | 見どころ・メモ |
|---|---|---|
| 08:30 | 出発:都内(首都高〜横浜横須賀道路〜浦賀IC経由) | |
| 09:45 | ペリー公園・ペリー記念館(浦賀・久里浜)![]() |
見どころ:ペリー上陸記念碑と、黒船来航の資料や模型を展示する記念館 住所:横須賀市久里浜7-14 入館料:無料/開館 9:00〜16:30 休館:毎週月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始 駐車場:一般車用の駐車場はありません(大型バスのみ事前予約制)。近隣のコインパーキングや久里浜港の駐車場を利用します |
| 10:45 | 浦賀の渡船&東叶神社・西叶神社![]() |
見どころ:勝海舟が断食修行をしたと伝わる西叶神社と、対岸の東叶神社。両岸を結ぶ渡船(ポンポン船) 料金:神社の参拝は無料。渡船は乗船料がかかります(運航時間・料金は浦賀の渡船の案内でご確認ください) |
| 12:00 | ランチ:観音崎周辺 または 浦賀港周辺 | グルメ:よこすか海軍カレー、地魚(アジ・タコ)料理、ネイビーバーガー。 |
| 13:15 | 観音崎灯台・観音崎砲台跡![]() |
見どころ:日本最初の洋式灯台と、明治期に東京湾防備のために築かれた煉瓦造りの砲台跡 ※正式には「観音埼灯台」と表記します 料金:灯台に登るには参観寄付金がかかります(金額・参観時間は公益社団法人燈光会の公式サイトでご確認ください)。砲台跡と公園の散策は無料 駐車場:観音崎公園の駐車場(有料) |
| 14:45 | 三笠公園(戦艦三笠)![]() |
見どころ:日露戦争の日本海海戦で連合艦隊の旗艦をつとめた記念艦「三笠」の実物 拝観料:一般600円・65歳以上500円・高校生300円・小中学生は無料 見学時間:4月〜9月 9:00〜17:30/3月・10月 9:00〜17:00/11月〜2月 9:00〜16:30(入艦は閉艦30分前まで) 休艦:12月28日〜31日 ★駐車場:三笠公園に駐車場はありません(公式に明記)。近くの駐車場を利用しますが、横須賀市役所前公園地下の「ぴぽ320駐車場」なら、入口で駐車券を提示すると200円割引になります ★駐車場もトイレもあります。 |
| 16:00 | 立ち寄り:ドブ板通り散策 または ヴェルニー公園(横須賀港の景色) | |
| 16:45 | 帰路:横須賀IC経由で都内へ(18:00〜18:30到着) |
3. 駐車場の話 ― 三笠公園には駐車場がありません
車で行く方に、先にお伝えしておくことがあります。三笠公園には駐車場がありません。記念艦「三笠」の公式サイトにも「三笠公園には駐車場はありません。近くの駐車場をご利用ください」と明記されています。
ただし、知っておくと得をする方法があります。横須賀市役所前公園地下の「ぴぽ320駐車場」を使い、三笠の入口で駐車券を提示すると200円割引になります。これは公式の案内です。
ペリー記念館も同様で、一般車用の駐車場はありません(大型バスのみ事前予約制)。久里浜港の駐車場や近隣のコインパーキングを使うことになります。
| 場所 | 駐車場 |
|---|---|
| ペリー公園・ペリー記念館 | 一般車用なし。久里浜港の駐車場や周辺コインパーキングへ |
| 浦賀(叶神社・渡船) | 周辺のコインパーキング |
| 観音崎公園 | 公園駐車場(有料・広い) |
| 三笠公園 | 駐車場なし。「ぴぽ320駐車場」なら三笠の拝観で200円割引 |
4. 入場料と、月曜の注意
ペリー記念館は入館無料ですが、月曜が休館です(祝日の場合は翌日)。このコースの最初の目的地なので、月曜に出かけると出だしからつまずきます。
| スポット | 料金 | 時間・休み |
|---|---|---|
| ペリー記念館 | 無料 | 9:00〜16:30/月曜休館(祝日は翌日)・年末年始 |
| 東叶神社・西叶神社 | 参拝無料 | 渡船は別途 |
| 観音埼灯台 | 参観寄付金(公式サイトで要確認) | 砲台跡と公園の散策は無料 |
| 記念艦「三笠」 | 一般600円・65歳以上500円 高校生300円・小中学生無料 |
4〜9月 9:00〜17:30/3月・10月 9:00〜17:00/11〜2月 9:00〜16:30(入艦は30分前まで) 休艦:12月28日〜31日 |
三笠は小中学生が無料です。実物の戦艦に乗って甲板を歩ける場所は日本でここだけですから、お子さん連れにはとくにおすすめできます。
冬は三笠が16時30分で閉まり、入艦は16時まで。この工程表は14時45分に着く流れなので大丈夫ですが、観音崎で時間を使いすぎると危なくなります。
5. トイレと概算費用
トイレ。ペリー公園、久里浜港、観音崎公園、三笠公園、ヴェルニー公園が基点になります。海沿いの公園が続くので、困る場面は少ないコースです。
| 項目 | 目安(大人2名・普通車1台) | 備考 |
|---|---|---|
| 高速道路料金(往復) | 約2,500〜4,000円 | 横浜横須賀道路経由 |
| ガソリン代 | 約1,500〜2,500円 | 往復でおおむね100〜130km |
| 駐車場代 | 約2,000〜3,500円 | 4か所で停め直すので積み上がります。ぴぽ320の200円割引を活用 |
| 入場料 | 2名で1,200円+灯台分 | 三笠600円×2。ペリー記念館は無料 |
| ランチ・おみやげ | 2名で4,000〜8,000円 | 海軍カレー、ネイビーバーガー、地魚 |
| 合計 | 2名で約11,200〜19,200円 | 駐車場代の読みで幅が出ます |
このコースを実際に組むなら
宿と車は、土日と連休の1か月前には埋まります。行く日が決まったら、先に押さえてください。
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車を借りる
横浜駅・小田原駅で借りると、そのまま行程に入れます。
駐車場を先に押さえる
観光地の周辺は、コインパーキングが満車になると行程が崩れます。1日分を予約しておくと時間の読みが立ちます。
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・来艦のご案内(記念艦「三笠」)
・ペリー記念館(横須賀市)
・見学できる灯台(公益社団法人 燈光会)
6. 横須賀の歩き方 ― ドブ板通りとグルメ
主な利用IC:横浜横須賀道路「浦賀IC」または「横須賀IC」
ドライブのアドバイス:馬堀海岸沿い(ヴェルニーライン)はヤシの木が立ち並ぶ絶景ドライブコース。海沿いのドライブを存分に楽しめます。
この旅の道のり
- 09:45ペリー公園・ペリー記念館見学約45分
- 10:45浦賀の渡船&東叶神社・西叶神社見学約60分観音崎周辺 または 浦賀港周辺
- 13:15観音崎灯台・観音崎砲台跡見学約60分
- 14:45三笠公園見学約60分
- 16:00ドブ板通り散策 または ヴェルニー公園
※モデルコースとしての目安です。時刻・所要時間は交通状況や混み具合で変わります。
当サイトでは、運営者が実際に足を運んで撮影・取材した記録を「実録 歴史旅」として公開しています。
ペリー上陸の久里浜と三笠公園の現地写真(運営者が実際に歩いて撮影したものです)






写真は運営者が実録 歴史旅シリーズで実際に歩いたときのものです。



