1. 関東の月星紋・千葉一族の栄華 ― このコースの背景
平安時代末期から鎌倉・室町時代にかけて下総国(千葉県北部)を中心に強大な勢力を誇った豪族「千葉氏」。その本拠地であった猪鼻山(亥鼻城跡)に建つ「千葉城(千葉市立郷土博物館)」を中心に、千葉一族の歴史と妙見信仰の足跡を辿るルートです。
千葉氏と源頼朝:千葉常胤は石橋山の戦いで敗れた源頼朝を温かく迎え入れ、頼朝の鎌倉幕府樹立に絶大な貢献をした。頼朝から「父と思う」とまで称された鎌倉幕府の重鎮。
千葉城(亥鼻城)の構造:1126年(大治元年)、千葉常重が猪鼻台に館を構えたのが千葉市発祥の地とされる。現在の天守風建築は昭和に作られた博物館だが、周辺には曲輪や空堀の面影が残る。
難易度・対象:初心者向け/歴史好き・城郭建築・ファミリードライブ 所要時間目安:約6〜7時間(都内発着)
もう少し詳しく ― この土地で何があったか
関東に広がった、月星紋の一族
千葉氏は桓武平氏の流れをくむ坂東の名族で、下総を本拠に大きな勢力を築きました。家紋の「月星紋」は妙見信仰にもとづくもので、月と星を組み合わせた独特の意匠は、いまも千葉市内のあちこちで目にすることができます。
この一族の名を歴史に刻んだのが千葉常胤です。治承四年(1180)、石橋山で敗れて房総へ逃れてきた源頼朝にいち早く味方し、鎌倉を本拠とするよう進言したと伝えられます。頼朝が常胤を「父のように思う」と語ったという逸話も残り、鎌倉幕府の成立を支えた最大の功労者のひとりでした。
亥鼻の台地に築かれた城
千葉城(亥鼻城)は、都川を見下ろす亥鼻台地の先端に築かれました。三方を谷と川に守られ、台地続きの一方だけを堀で切る——関東の中世城郭に典型的な、地形をそのまま防御に使う造りです。
ただし注意しておきたいのは、現在建っている天守閣風の建物は、郷土博物館として昭和に建てられたものだという点です。中世の千葉氏の館に天守はありません。とはいえ最上階からの眺めはよく、城がなぜこの台地の先端を選んだのかが一目でわかります。
戦国期の千葉氏は小田原の後北条氏に従い、天正十八年(1590)の小田原征伐とともに大名としての歴史を終えました。
2. 千葉城・千葉神社・千葉ポートタワーをめぐる車日帰りコース
| 時刻 | スポット・行程 | 見どころ・メモ |
|---|---|---|
| 08:30 | 出発:都内(京葉道路〜穴川IC経由) | |
| 09:30 | 千葉城(亥鼻公園・千葉市立郷土博物館)![]() |
見どころ:城郭型の建物(千葉市立郷土博物館)と、千葉常胤の銅像、千葉氏の歴史資料。5階の展望からは千葉市街を一望できます 住所:千葉市中央区亥鼻1-6-1 ★入館料は無料です 開館:9:00〜17:00(入館は16:30まで) 休館:月曜(祝日の場合は翌平日)・年末年始 駐車場:無料。乗用車25台・バス3台・車いす用1台(バスは事前連絡が必要) |
| 11:00 | 千葉神社(妙見本宮) | 見どころ:千葉氏の守護神・妙見菩薩を祀る神社。朱塗りの楼門と重層の社殿 料金:境内の参拝は無料/駐車場:参拝者用あり |
| 12:00 | ランチ:千葉駅周辺 または 千葉港周辺 | グルメ:千葉名物の「太巻き祭り寿司」、千葉県産豚肉のポークソテー、新鮮な海鮮ランチ。 |
| 13:15 | 千葉ポートタワー・千葉港 | 見どころ:高さ125mの展望タワーから東京湾・幕張新都心・富士山を望みます。2026年4月25日にリニューアルオープンしたばかりです 入場料:大人420円・小中学生200円・小学生未満無料 営業時間:6〜9月は毎日9:00〜21:00、10〜5月は平日9:00〜19:00・土日祝9:00〜20:00(最終入館は閉館30分前) 休館:偶数月の第4月曜・12月28日〜31日 駐車場:あり |
| 14:30 | 旧生実陣屋門・生実城跡 | 見どころ:生実藩(森川氏)の陣屋遺構と城跡 料金:周辺の見学は無料 ※市街地の中にある遺構で、まとまった駐車場はありません |
| 15:30 | 立ち寄り:幕張PA(Pasar幕張)でお土産・スイーツ購入 | |
| 16:30 | 帰路:湾岸道路/京葉道路経由で都内へ(17:30〜18:00到着) |
3. 千葉城は入館無料で、駐車場も無料です
このコースの主役である千葉城(千葉市立郷土博物館)は、入館無料です。城郭型の建物に入り、千葉氏の歴史資料を見て、5階の展望から千葉市街を眺めて、それで0円。
しかも駐車場も無料で、乗用車25台分あります(バス3台・車いす用1台も無料)。車で行く人にとって、これほど気楽な城はそう多くありません。
ただし月曜は休館です(祝日の場合は翌平日)。年末年始も休館。入館は16時30分までなので、午後に回すなら時間にご注意を。
4. 費用 ― ほとんどかかりません
| スポット | 料金 | 時間・駐車場 |
|---|---|---|
| 千葉城(千葉市立郷土博物館) | 入館無料 | 9:00〜17:00(入館16:30まで)/月曜休館・年末年始 駐車場も無料(25台) |
| 千葉神社 | 参拝無料 | 参拝者用駐車場あり |
| 千葉ポートタワー | 公式サイトで要確認 | 展望料金がかかります |
| 生実城跡・旧陣屋門 | 無料 | 市街地の中。まとまった駐車場はありません |
トイレ。千葉市立郷土博物館、千葉神社、千葉ポートタワー、幕張PAが基点になります。市街地を回るコースなので困りません。
5. 御朱印をいただくなら
千葉神社は、千葉一族の守護神・妙見菩薩を祀る「妙見本宮」。御朱印は社務所(千葉市中央区院内1-16-1)で受付、9:00〜17:00、初穂料500円。時期によって授与内容が変わることがあり、参拝された方への頒布のみで郵送には対応していません。御朱印帳(1,500円)も授与所で購入できます。
6. 概算費用(大人2名・普通車1台の目安)
| 項目 | 目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 高速道路料金(往復) | 約2,000〜3,000円 | 京葉道路・穴川IC経由 |
| ガソリン代 | 約1,200〜2,000円 | 往復でおおむね80〜100km |
| 駐車場代 | 0〜800円 | 千葉城は無料。市街地で停め直す場合のみ |
| 入場料 | ポートタワー分のみ | 千葉城も千葉神社も無料 |
| ランチ・おみやげ | 2名で3,000〜6,000円 | 太巻き祭り寿司、県産豚、海鮮 |
| 合計 | 2名で約6,200〜12,000円 | 入場料がほぼかからないコースです |
このコースを実際に組むなら
宿と車は、土日と連休の1か月前には埋まります。行く日が決まったら、先に押さえてください。
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千葉駅・成田空港で借りると、そのまま行程に入れます。
駐車場を先に押さえる
観光地の周辺は、コインパーキングが満車になると行程が崩れます。1日分を予約しておくと時間の読みが立ちます。
※ 当サイトはアフィリエイトプログラムに参加しています。料金・空室状況は各予約サイトでご確認ください。
このコースの城の御城印について
このコースに登場する千葉城は、御城印の頒布情報を自治体や施設の公式サイトで確認できました。
頒布場所と料金は御城印はどこで買える? 公式で確認できた頒布情報まとめに一覧でまとめています。頒布場所や料金は変わることがあるので、お出かけ前に公式サイトでご確認ください。
・開館時間・料金・アクセス(千葉市立郷土博物館)
7. 千葉市街の歩き方 ― グルメと寄り道
主な利用IC:京葉道路「穴川IC」または「松ヶ丘IC」
ドライブのアドバイス:京葉道路や国道14号・357号は都心からのアクセスが良好です。千葉市内は道路が広く運転しやすいですが、朝夕のラッシュ時間帯は混雑するため注意が必要です。
この旅の道のり
- 09:30千葉城見学約75分
- 11:00千葉神社見学約45分千葉駅周辺 または 千葉港周辺
- 13:15千葉ポートタワー・千葉港見学約45分
- 14:30旧生実陣屋門・生実城跡見学約45分
- 15:30幕張PA(Pasar幕張)でお土産・スイーツ購入
※モデルコースとしての目安です。時刻・所要時間は交通状況や混み具合で変わります。
現地で撮影した写真と、説明板から起こした記録はこちらです。

