1. 横須賀・浦賀 ― このコースの背景
三浦半島の東岸・横須賀と浦賀は、日本の開国の舞台となった地です。1853年、ペリー率いる黒船艦隊が浦賀沖に現れ、久里浜に上陸。翌年の日米和親条約へとつながり、江戸幕府の鎖国は終わりを迎えました。以後、横須賀は造船所が置かれて近代海軍の拠点となり、東京湾を守る砲台や灯台が整えられていきます。
品川から京急本線で約50分。記念艦三笠のある横須賀中央から、浦賀の渡しと叶神社、ペリー公園、そして観音崎・走水へと、海沿いに幕末〜近代の史跡をたどれます。海軍カレーなどご当地グルメも楽しみな、電車で行く開国ものがたりの旅です。
2. 三笠公園・浦賀の渡し・ペリー公園をめぐる電車日帰りコース
| 時刻 | スポット・行程 | 見どころ・メモ |
|---|---|---|
| 09:00 | 出発:品川 → 京急本線 快特で「横須賀中央」駅(約50分) | 京急は都心から直通。1日乗車券もあり。 |
| 09:55 | 三笠公園・記念艦三笠![]() |
見どころ:日露戦争で連合艦隊の旗艦をつとめた記念艦「三笠」。東郷平八郎ゆかりの艦内を歩けます 拝観料:一般600円・65歳以上500円・高校生300円・小中学生は無料 見学時間:4月〜9月 9:00〜17:30/3月・10月 9:00〜17:00/11月〜2月 9:00〜16:30(入艦は閉艦30分前まで) 休艦:12月28日〜31日 アクセス:横須賀中央駅から徒歩約15分 |
| 11:05 | 移動:横須賀中央 → 京急で「浦賀」駅(約15分) | |
| 11:25 | 浦賀の渡し・東西叶神社![]() |
見どころ:浦賀湾をはさんで向かい合う東西の叶神社と、湾を渡る「浦賀の渡し」。勝海舟が断食修行したと伝わる西叶神社 料金:神社の参拝は無料。渡船は乗船料がかかります(運航時間・料金は浦賀の渡船の案内でご確認ください) ※渡船は天候により運休します。運休時は湾をぐるりと回る形になり、徒歩だと30分以上かかります |
| 12:20 | ランチ:浦賀・久里浜周辺(約60分) | グルメ:横須賀海軍カレー、よこすか海軍ビール、地魚。 |
| 13:30 | ペリー公園・上陸記念碑![]() |
見どころ:ペリー艦隊が上陸した久里浜の地。上陸記念碑と、黒船来航の資料を集めたペリー記念館 住所:横須賀市久里浜7-14 ★ペリー記念館は入館無料/開館 9:00〜16:30 ★休館:毎週月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始 アクセス:京急久里浜駅からバス約10分 |
| 14:20 | 移動:京急・バスで観音崎方面へ(馬堀海岸駅からバス) | |
| 14:45 | 観音崎(観音崎灯台・砲台跡)![]() |
見どころ:日本最初の洋式灯台と、明治期に東京湾防備のため築かれた煉瓦造りの砲台跡 ※正式には「観音埼灯台」と表記します 料金:灯台に登るには参観寄付金がかかります(金額・参観時間は公益社団法人燈光会の公式サイトでご確認ください)。砲台跡と公園の散策は無料 ※海沿いの遊歩道は起伏があり、階段が続く区間があります。歩きやすい靴で |
| 15:35 | 走水神社![]() |
見どころ:日本武尊と、身を海に投じて嵐を鎮めたと伝わる弟橘媛の伝説を伝える古社 料金:参拝自由・無料 |
| 16:05 | 帰路:京急で品川方面へ(約50分) |
3. 月曜に注意 ― ペリー記念館は休館です
ペリー記念館は入館無料ですが、月曜が休館です(祝日の場合は翌日)。年末年始も休館。「黒船来航の資料を見る」というこのコースの中心が、月曜には抜け落ちます。
ペリー上陸記念碑そのものは屋外にあるので、公園を歩くことはできます。ただし資料や模型は見られません。
もうひとつ、記念艦「三笠」は12月28日〜31日が休艦です。年末に出かける予定なら確認してください。
4. 費用 ― 有料なのは三笠と灯台だけ
| スポット | 料金 | 時間・休み |
|---|---|---|
| 記念艦「三笠」 | 一般600円・65歳以上500円 高校生300円・小中学生は無料 |
4〜9月 9:00〜17:30/3月・10月 9:00〜17:00/11〜2月 9:00〜16:30(入艦は30分前まで) 休艦:12月28日〜31日 |
| 東西の叶神社 | 参拝無料 | 浦賀の渡しは乗船料あり |
| ペリー公園・ペリー記念館 | 無料 | 9:00〜16:30/月曜休館(祝日は翌日)・年末年始 |
| 観音埼灯台 | 参観寄付金(公式サイトで要確認) | 砲台跡と公園の散策は無料 |
| 走水神社 | 無料 | 参拝自由 |
三笠は小中学生が無料です。実物の戦艦に乗って甲板を歩ける場所は日本でここだけですから、お子さん連れにはとくにおすすめできます。
5. 浦賀の渡しは天候で止まります
浦賀の渡船は、天候によって運休します。湾をはさんで東西の叶神社を行き来する短い船旅ですが、運休すると湾をぐるりと回ることになり、徒歩だと30分以上かかります。この工程表の45分ではとても収まりません。
風の強い日は、片方の叶神社だけにするか、バスの利用を考えてください。
6. きっぷ・歩きやすさ・概算費用
このコースは京急一本で回れます。品川から横須賀中央まで快特で約50分。1日乗車券もありますので、横須賀中央・浦賀・久里浜・馬堀海岸と乗り降りを繰り返すこのコースでは、都度きっぷより有利になる場合があります。料金は京急の公式サイトでご確認ください。
観音崎の遊歩道は起伏があり、階段が続く区間があります。砲台跡は海沿いの高台にあるので、歩きやすい靴で行ってください。
トイレ。三笠公園、浦賀の駅と港、ペリー公園、観音崎公園が基点になります。海沿いの公園が続くので困りません。
| 項目 | 目安(大人1名) | 備考 |
|---|---|---|
| 京急 往復+区間移動 | 約2,000〜2,500円 | 1日乗車券のほうが安くなる場合があります |
| バス(久里浜・観音崎) | 約600〜1,000円 | ペリー公園と観音崎へ |
| 浦賀の渡船 | 公式の案内で要確認 | 天候により運休 |
| 記念艦「三笠」 | 600円 | 小中学生は無料 |
| 観音埼灯台 | 参観寄付金 | 登らなければ0円 |
| ランチ・おみやげ | 2,000〜4,000円 | 海軍カレー、地魚 |
| 合計 | 約5,500〜8,500円 | 無料の施設が多く、費用を抑えられます |
・来艦のご案内(記念艦「三笠」)
・ペリー記念館(横須賀市)
・見学できる灯台(公益社団法人 燈光会)
7. 浦賀の歩き方 ― 海軍カレーとグルメ
きっぷ:京急の「よこすか満喫きっぷ」など企画きっぷが便利(電車+バス+食事券付き)。
グルメ:横須賀海軍カレー、よこすか海軍ビール、三崎まぐろ、地魚料理。
ヒント:スポットが海沿いに点在するのでバス移動を上手に。観音崎・走水はバス便を事前確認。三笠→浦賀→久里浜→観音崎と東へたどると流れがよい。海風対策の上着があると安心。
この旅の道のり
- 09:55三笠公園・記念艦三笠見学約60分電車で約15分
- 11:25浦賀の渡し・東西叶神社見学約45分浦賀・久里浜周辺
- 13:30ペリー公園・上陸記念碑見学約40分電車で移動
- 14:45観音崎散策約45分
- 15:35走水神社参拝約20分
※モデルコースとしての目安です。時刻・所要時間は交通状況や混み具合で変わります。
当サイトでは、運営者が実際に足を運んで撮影・取材した記録を「実録 歴史旅」として公開しています。





