御城印はどこで買える? 公式で確認できた頒布情報まとめ

お城をめぐっていると、必ず出てくるのが「御城印はどこで買えて、いくらなのか」という疑問です。ところが、これを確かな情報で調べようとすると、思いのほか大変です。

御城印は、自治体の公式サイトにほとんど載っていないからです。

城跡の開館時間や入館料なら、市の文化財課がきちんと公開しています。ところが御城印は、文化財ではなく観光協会や売店が扱う「おみやげ」の側にあることが多く、公式サイトの体系に入ってきません。当サイトで扱っている城を一つずつ当たってみたところ、公式に頒布情報を明記していたのは、ごく一部でした。

そこでこのページには、自治体・観光協会・城の公式サイトで確認できたものだけをまとめました。

このページの方針
・掲載しているのは公式サイトで確認できた情報だけです。城めぐりの専門サイトや個人ブログの情報は載せていません。
ここに載っていない城は「御城印がない」という意味ではありません。「公式サイトで確認できなかった」という意味です。
頒布場所・料金・時間は変わります。在庫切れ、期間限定版、頒布終了もあります。お出かけ前に必ず公式サイトか電話でご確認ください。
・確認日は2026年9月です。
とくにご注意いただきたい3件

1. 川越城の御城印は、すでに頒布が終了しています。市民協議会から寄贈された1万枚を配り終え、令和6年7月5日に終了したと川越市の公式サイトに記載があります。他のサイトには販売中と書かれたままのものがありますので、ご注意ください。

2. 滝山城・八王子城の頒布場所が、まもなく閉館します。販売している桑都日本遺産センター 八王子博物館が令和8年3月31日で閉館し、令和8年4月1日以降は購入希望書による郵送販売のみになります(八王子市公式)。

3. 苗木城にあるのは「お城カード」で、御城印とは別のものです。中津川市苗木遠山史料館の限定販売で、1枚350円です。

真田街道八城 ― 8城まわった人への、記念の御城印

群馬県東吾妻町がまとめている「真田街道八城攻城記念御城印」です。真田氏ゆかりの8城が対象で、令和8年1月13日から頒布されています。

ここは誤解されやすいところです。この記念御城印は「8城の御城印がタダでもらえる」という意味ではありません。東吾妻町の公式ページには「八城の御城印を頒布場所で提示した方に無料で頒布」とあります。つまり、8つの城の御城印を集めた人が、その証明として提示すると、記念の1枚をもらえるという仕組みです。各城の御城印そのものは、それぞれの頒布場所で通常どおり入手する必要があります。

下の表は、その記念御城印の頒布場所です。

記念御城印の頒布場所 料金
上田城 長野 上田市観光会館2階観光案内所/眞田神社 無料
松代城 長野 信州松代観光協会(平日)/松代観光案内所(土日祝) 無料
沼田城 群馬 沼田市観光案内所 無料
名胡桃城 群馬 名胡桃城址案内所 無料
岩櫃城 群馬 東吾妻町観光協会 無料
中山城 群馬 道の駅「中山盆地」直売所 無料
長野原城 群馬 道の駅八ッ場ふるさと館 無料
鎌原城 群馬 嬬恋郷土資料館/嬬恋村観光案内所 無料

出典:「真田街道八城攻城記念御城印」について(東吾妻町)/確認日 2026年9月

各城の御城印(公式サイトで確認できたもの)

頒布場所 料金 備考 出典
鶴ヶ城(会津若松城) 福島 鶴ヶ城 走り長屋売店 御城印セット500円 通信販売あり(メールフォーム・FAX) 会津若松観光ビューロー 公式
小田城 茨城 小田城跡歴史ひろば案内所 受付前券売機 300円 9:00〜16:30/月曜休/現金のみ・千円札のみ/各種3枚まで つくば市 公式
芦野城 栃木 那須歴史探訪館 300円 「芦野城・伊王野城」御城印/限定300枚・お一人様2枚まで・なくなり次第終了/館は高校生以上200円・中学生以下無料、9:00-17:00、月曜休 那須町 公式
黒羽城 栃木 黒羽芭蕉の館 300円 公式に記載なし(運営者が実際に頒けていただいた際は300円)/館は大人300円・小中100円、9:30-17:00(入館16:30まで)、月曜休 大田原市 公式(館の情報)
金山城 群馬 史跡金山城跡ガイダンス施設 300円 郵送不可・来館購入のみ/5枚まで 太田市 公式
館林城 群馬 つつじが岡ふれあいセンター(つつじ映像学習館売店) 400円〜1,000円 御城印・武将印あわせて全7種/郵送・取り置き不可 館林市 公式
川越城 埼玉 令和6年7月5日に頒布終了 川越市 公式
千葉城(千葉市立郷土博物館) 千葉 千葉市立郷土博物館 公式に記載なし 千葉開府900年記念/1日あたり数量限定 千葉市 公式
滝山城 東京 桑都日本遺産センター 八王子博物館 300円 一人1枚/現地販売なし/館は令和8年3月31日閉館、以降は郵送販売のみ 八王子市 公式
八王子城 東京 桑都日本遺産センター 八王子博物館 300円 一人1枚/現地販売なし/館は令和8年3月31日閉館、以降は郵送販売のみ 八王子市 公式
小田原城 神奈川 小田原城天守閣 入場券販売所 プレミアム版700円 毎月第一土曜のみ・枚数限定/ほかに季節限定版あり 小田原城 公式
甲府城 山梨 甲府市観光案内所(JR甲府駅南口広場) 300円 平日9:00〜18:00/土日祝は季節で18:00〜19:00 甲府市 公式
武田氏館跡 山梨 武田氏館跡歴史館(信玄ミュージアム)特別展示室 入館料300円で配布 最終入館16:30/事前予約優先 甲府市 公式
新府城 山梨 韮崎市民俗資料館 公式に記載なし 続100名城スタンプも同館 韮崎市観光協会 公式
駿府城 静岡 駿府城公園 東御門・巽櫓 物販スペース 公式に記載なし 9:00〜16:30(入館16:00まで)/月曜休(祝日は開館) 静岡市 公式
掛川城 静岡 掛川城御殿 300円 令和元年5月1日から 掛川市 公式
苗木城 岐阜 中津川市苗木遠山史料館 350円 これは「お城カード」で御城印とは別物/当館限定 中津川市 公式

確認日はいずれも 2026年9月です。

調べていて分かったこと

料金は300円が標準です。金山城、小田城、滝山城、八王子城、甲府城、掛川城――いずれも300円でした。そのなかで、館林城の全7種(400円〜1,000円)小田原城のプレミアム版700円(毎月第一土曜のみ)は例外的です。

そして、公式に載っている城と載っていない城には、はっきりした傾向がありました。

公式サイトに情報があるのは、天守や資料館という「窓口」を自治体が持っている城です。掛川城なら御殿、小田城なら歴史ひろば案内所、甲府城なら市の観光案内所。市の施設なので、市のサイトに載る。

逆に、窓口が観光協会や民間の売店になっている城は、公式サイトに情報がありません。行政の管轄外だからです。当サイトで最も多くの記事に登場する沼田城や、箕輪城も、単独の御城印については公式に記載を見つけられませんでした。

そしてもうひとつ。そもそも「販売」していない城もあります。長野県松川町の大島城では、御城印が公園のトイレにクリアファイルへ入れて無料で置かれていました。補充は不定期だそうです。これでは公式サイトに「販売場所」を書きようがありません。

もうひとつ実感したのは、ページそのものが消えることがあるということです。今回の調査中にも、小田原城公式の姉妹都市御城印の告知ページが、すでに開けなくなっていました。

御城印を確実に手に入れたいなら、事前に電話で聞くのがいちばん早い――これが、調べてみての結論です。

このページについて

掲載しているのは、公式サイトで確認できたものだけです。件数では、城めぐりの専門サイトにかないません。それでも、このページを作ったのには理由があります。

「行ってみたら、もう頒布していなかった」を防ぎたいからです。

川越城のように、すでに終わっているのに情報が残り続けている例があります。滝山城・八王子城のように、頒布場所そのものが数か月後に閉まる例もあります。真田街道八城のように、「無料」という言葉だけが独り歩きしやすい例もあります。

確認できたことだけを、出典と確認日を添えて載せる。それがこのページの役目だと考えています。新しく確認できたものは、随時追加していきます。