【都内発】車 日帰り:後北条氏の西の重鎮!北条早雲が築いた「不落の要塞」玉縄城跡ドライブ

玉縄城
目次

1. 後北条氏の西の重鎮 ― このコースの背景

伊勢宗瑞(北条早雲)が1512年に鎌倉防衛・三浦氏攻略の拠点として築いた名城「玉縄城(たまなわじょう)」を巡るルート。武田信玄や上杉謙信の猛攻すら跳ね返した「難攻不落」の城郭構造と、北条一族の重臣・玉縄北条氏の歴史を、静かな大船の街並みとともに辿ります。

玉縄城の歴史:北条早雲が三浦半島の三浦義同(義意)を攻略するために築城。後に早雲の次男・北条氏時、その後の北条綱成(黄八幡の猛将)らが城主を務めた。

屈指の不落城:湿地帯と険しい丘陵に囲まれた天然の要塞で、上杉謙信や武田信玄が攻め寄せた際も一度も落城しなかった。

難易度・対象:中級者〜歴史マニア向け/静かな歴史散策・ドライブ 所要時間目安:約6〜7時間(都内発着)

もう少し詳しく ― この土地で何があったか

早雲が築いた、鎌倉ににらみをきかせる城

玉縄城は永正九年(1512)ごろ、伊勢宗瑞(北条早雲)が築いたと伝わります。目的ははっきりしていて、鎌倉を押さえ、相模の三浦氏を攻略するための拠点でした。柏尾川を見下ろす丘陵に築かれ、鎌倉と小田原を結ぶ道をにらむ位置にあります。

城主には北条一門が置かれ、なかでも知られるのが北条綱成です。黄色地に「八幡」の二字を染めた旗を掲げて戦い、「地黄八幡(じきはちまん)」と恐れられた猛将でした。

ついに落ちなかった城

玉縄城は、上杉謙信や安房の里見氏からたびたび攻撃を受けています。しかしいずれの攻撃でも落城しませんでした。谷戸の地形を巧みに取り込んだ縄張りと、北条家中でも屈指の将を城主に据えた人選が、それを可能にしたのでしょう。

その城が明け渡されるのは、天正十八年(1590)の小田原征伐のときです。城主北条氏勝は徳川家康の説得を受け、戦わずに開城しました。力で落ちなかった城が、言葉で開いた——というのが玉縄城の最後です。

なお、城跡の中心部は現在学校の敷地内で立ち入りができません。周辺には諏訪壇や七曲坂などの名残があり、住宅地の起伏をたどりながら往時の縄張りを想像する、玄人向けの城跡歩きになります。

2. 玉縄城跡・龍寶寺・大船観音寺をめぐる車日帰りコース

時刻 スポット・行程 見どころ・メモ
08:30 出発:都内(第三京浜〜横浜新道〜戸塚IC経由)
09:45 玉縄城跡・七曲坂・陣屋坂(見学約60分)玉縄城 見どころ:ジグザグに登る「七曲坂」や、断崖に囲まれた地形
玉縄城の主郭部分は学校の敷地内にあり、中には入れません。見学は外観と周辺の坂道歩きが中心になります。「城跡を歩く」というより「地形を体感する」場所だと思って行くほうがしっくりきます
料金:周辺の散策は無料/駐車場:周辺のコインパーキング
11:00 龍寶寺(りゅうほうじ)・玉縄北条氏菩提寺(見学約60分) 見どころ:玉縄城主代々の菩提寺。境内の「玉縄歴史館」で出土品と北条氏の資料を展示。国指定重要文化財の旧石井家住宅も敷地内にあります
料金:境内の参拝は無料。玉縄歴史館と旧民家の見学は有料で、開館日が限られます(公式の案内でご確認ください)
駐車場:参拝者用あり
12:15 ランチ:大船駅周辺 または 観音食堂周辺(約60分) グルメ:大船の昭和レトロな商店街グルメ、または寿司・海鮮ランチ。
13:30 大船観音寺(見学約45分) 見どころ:高さ約25mの白衣観音像と、高台からの眺め
拝観料:大人(高校生以上)300円・小中学生100円・幼児無料(20名以上の団体は200円)。開門9:00〜16:00
駐車場:近隣の有料コインパーキング
14:30 植木陣屋跡・貞宗寺(見学約45分) 見どころ:旗本の陣屋跡と、徳川ゆかりの寺院
料金:周辺の散策・参拝は無料
15:30 立ち寄り:おやつ処・ドライブ散策
16:00 帰路:上矢部IC/戸塚IC経由で都内へ(17:30〜18:00到着)

3. 先に知っておくこと ― 玉縄城は「中に入れない城」です

このコースでいちばん大事なことを先に書きます。玉縄城の主郭部分は学校の敷地内にあり、一般には公開されていません。

つまり「城跡を歩く」ことはできません。見学は外側からの眺めと、七曲坂・陣屋坂といった周辺の坂道歩きが中心になります。天守も石垣も残っていません。

それでも訪ねる価値はあります。七曲坂をジグザグに登っていくと、この城がなぜ「不落」と呼ばれたかが体でわかります。断崖と谷に囲まれた地形そのものが遺構なのだと思って行けば、期待はずれになりません。「城跡見学」ではなく「地形の体感」だと考えてください。

4. 費用 ― ほとんど無料で回れます

スポット 料金 メモ
玉縄城跡・七曲坂 無料 主郭は学校敷地。周辺の散策のみ
龍寶寺(境内) 無料 玉縄歴史館・旧民家の見学は有料で開館日が限られます
大船観音寺 大人300円 拝観料がかかります
植木陣屋跡・貞宗寺 無料 散策・参拝自由

龍寶寺の玉縄歴史館は開館日が限られています。北条氏の出土品を見るのがお目当てなら、事前の確認が欠かせません。

5. 御朱印・御城印について

龍寶寺では御朱印がいただけます。初穂料や受付時間は変動することがあるので、庫裏で直接お尋ねください。

大船観音寺の御朱印は季節ごとに複数のデザインが用意されており、300〜1,000円程度の幅があります(直書き・書置きどちらの対応もあり)。

玉縄城の御城印は「墨城印」シリーズなどで頒布されたことがありますが、2026年8月時点で城跡周辺に安定した現地販売窓口は確認できませんでした。城跡自体も学校敷地内で立ち入れないため、御城印目当てで訪れる場合は事前に最新情報をご確認ください。

6. 駐車場とトイレ、概算費用

このコースは駐車場に恵まれていません。龍寶寺には参拝者用の駐車場がありますが、玉縄城跡も大船観音寺も周辺のコインパーキング頼みです。大船駅周辺に一台置いて、バスと徒歩で回るほうが現実的な場面もあります。

トイレ。大船駅、龍寶寺、大船観音寺が基点になります。七曲坂の周辺は住宅地で設備がありません。

項目 目安(大人2名・普通車1台) 備考
高速道路料金(往復) 約2,000〜3,000円 第三京浜〜横浜新道経由
ガソリン代 約1,000〜1,800円 往復でおおむね70〜90km
駐車場代 約1,500〜2,500円 コインパーキング頼みの場面が多いコースです
拝観料 2名で0〜2,000円 玉縄歴史館と大船観音寺の分
ランチ 2名で3,000〜6,000円 大船の商店街、寿司・海鮮
合計 2名で約7,500〜15,300円 電車でも十分回れる距離です

このコースを実際に組むなら

宿と車は、土日と連休の1か月前には埋まります。行く日が決まったら、先に押さえてください。

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横浜駅・小田原駅で借りると、そのまま行程に入れます。

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※ 当サイトはアフィリエイトプログラムに参加しています。料金・空室状況は各予約サイトでご確認ください。

情報の確認について。入場料・開館時間・休館日・駐車場は2026年8月時点で各公式サイトを確認して記載しています。ただし、これらは変わります。お出かけ前に必ず公式の情報でご確認ください。
・各施設の開館日・料金は公式サイトまたは鎌倉市・横浜市の観光案内でご確認ください

7. 大船の歩き方 ― 商店街とグルメ

主な利用IC:横浜新道「戸塚IC」または「上矢部IC」

駐車場について:玉縄城周辺には城跡直近の観光駐車場はないため、大船駅西口周辺または龍寶寺の参拝者駐車場を利用します。

ドライブのアドバイス:玉縄城跡周辺は住宅街で道が非常に狭く、一方通行や徒歩限定の坂道も多いため、車は大船駅近くか龍寶寺に止めて徒歩で巡るのがベストです。

この旅の道のり

  1. 09:45玉縄城跡・七曲坂・陣屋坂見学約60分
  2. 11:00龍寶寺(りゅうほうじ)・玉縄北条氏菩提寺見学約60分大船駅周辺 または 観音食堂周辺
  3. 13:30大船観音寺見学約45分
  4. 14:30植木陣屋跡・貞宗寺見学約45分
  5. 15:30おやつ処・ドライブ散策

※モデルコースとしての目安です。時刻・所要時間は交通状況や混み具合で変わります。

玉縄城跡の現地写真(運営者が実際に歩いて撮影したものです)

玉縄城跡へ登る石段と鳥居
黒い鳥居をくぐって石段を登る。幟が並んでいた
玉縄城跡の登り口
幟の並ぶ登り口。左手前に木の標柱が立つ
玉縄城跡の木立と高まり
夏草に覆われた高まりと、杉の大木
玉縄城跡の斜面に見られる石積み
斜面いっぱいに石が積まれている
玉縄城跡の石積み
丸みのある石を積んだ壁。草に埋もれかけている

写真は運営者が実録 歴史旅シリーズで実際に歩いたときのものです。

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