【都内発】車 日帰り:日本三大夜戦「川越夜戦」の舞台!川越城本丸御殿と「小江戸」蔵の街並みドライブ

川越城
目次

1. 日本三大夜戦「川越夜戦」の舞台 ― このコースの背景

「小江戸」として名高い川越の歴史を深掘りするルート。1546年、北条氏綱・氏康父子が扇谷上杉氏・山内上杉氏・足利晴氏の連合軍を壊滅させた日本三大夜戦の一つ「川越夜戦(河越夜戦)」の舞台を巡ります。関東で唯一現存する川越城の本丸御殿や、徳川家ゆかりの喜多院、江戸の情緒を残す蔵造りの街並みを堪能できます。

川越夜戦の全貌:1546年、北条氏康はわずか8千の兵で、川越城を包囲していた上杉・足利の連合軍約8万に奇襲を敢行。大勝利を収め、北条氏の関東覇権を決定づけた戦国史に残る大逆転劇。

川越藩と江戸の防衛:川越は江戸の北の防衛拠点として重用され、酒井氏・松平氏・柳沢氏など幕府の重臣が代々城主を務めた。喜多院には、3代将軍家光が江戸城紅葉山から移築させた書院や客殿が今も残る。

難易度・対象:初心者向け/歴史好き・城郭巡り・街歩き・グルメドライブ 所要時間目安:約6〜7時間(都内発着)

もう少し詳しく ― この土地で何があったか

日本三大夜戦のひとつ、川越夜戦

天文十五年(1546)、河越城をめぐって関東の勢力図を塗り替える一戦が起こりました。城を押さえていたのは北条方の北条綱成、わずか三千。これを取り囲んだのが、関東管領・山内上杉憲政、扇谷上杉朝定、古河公方・足利晴氏の連合軍で、その数は八万とも伝えられます。

包囲は半年におよびました。ここへ小田原から救援に向かったのが北条氏康です。氏康は正面からの決戦を避け、和睦を申し入れて相手を油断させたうえで、夜陰に乗じて奇襲をかけました。首を取ることを禁じ、深追いも禁じたと伝わります。とにかく混乱させることに徹した攻撃でした。

連合軍は総崩れとなり、扇谷上杉朝定は討死。名門扇谷上杉家はここで滅びます。山内上杉憲政も力を失い、のちに越後へ落ちて長尾景虎——上杉謙信に関東管領職を譲ることになりました。この一夜が、関東の主役を上杉から北条へ入れ替えたのです。厳島の戦い、桶狭間の戦いと並んで日本三大夜戦に数えられます。

江戸を守る城、そして小江戸へ

江戸時代に入ると、川越は江戸の北の守りとして重視され、酒井忠勝、堀田正盛、そして「知恵伊豆」と呼ばれた松平信綱ら、幕府の中枢を担う重臣が次々に城主となりました。城主の顔ぶれを見るだけで、幕府がこの地をどう位置づけていたかがわかります。

本丸御殿は嘉永元年(1848)に松平斉典が造営したもので、玄関・大広間・家老詰所が現存します。本丸御殿が残る城は全国でも数えるほどしかなく、川越はその貴重な一例です。

城下は新河岸川の舟運で江戸と直結し、商業都市として栄えました。蔵造りの町並みが今日「小江戸」と呼ばれるのは、江戸の建築様式が川を通じてそのまま運ばれてきたからです。

2. 川越城本丸御殿・川越夜戦跡・喜多院をめぐる車日帰りコース

時刻 スポット・行程 見どころ・メモ
08:30 出発:都内(首都高〜関越自動車道〜川越IC経由)
09:30 川越城本丸御殿・川越城跡(見学約60分)川越城 見どころ:日本100名城。東日本で唯一現存する本丸御殿の大広間と家老詰所。富士見櫓跡・中ノ門堀跡の遺構
入館料:一般100円・高校大学生50円・中学生以下無料(20名以上の団体は80/40円)
開館 9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館:毎週月曜(休日の場合は翌日)、第4金曜(休日は除く)、12月29日〜1月3日
川越市立博物館・美術館・川越まつり会館との共通入館券があります
駐車場:あり
敷地内にトイレがあります。専用の駐車場はないので、車の場合は近くのコインパーキングを利用することになります。
10:40 川越夜戦跡・東明寺(見学約30分)川越夜戦跡・東明寺 見どころ:川越夜戦の激戦地となった古刹。「川越夜戦跡」の碑が建ちます
料金:境内の参拝は無料
11:20 喜多院・仙波東照宮(見学約60分)喜多院・仙波東照宮 見どころ:徳川家光・天海僧正ゆかりの寺。江戸城から移された「家光誕生の間」「春日局化粧の間」、五百羅漢、そして仙波東照宮
住所:川越市小仙波町1-20-1/049-222-0859
拝観料(客殿・書院・五百羅漢):大人400円・小人200円
拝観:3月1日〜11月23日 平日 8:50〜16:30/日曜祝日 8:50〜16:50。11月24日〜2月末 平日 8:50〜16:00/日曜祝日 8:50〜16:20
拝観中止日:12月25日〜1月8日、2月2日〜3日、4月2日〜5日、8月16日(法要のため。年末年始とお盆は中に入れません
※境内の散策と仙波東照宮の参拝は無料/駐車場:有料
12:30 ランチ:川越蔵の街並み周辺(約60分) グルメ:名物「うなぎの蒲焼き」、川越芋(さつまいも)を使ったスイーツ・懐石、和菓子。
13:40 一番街 蔵造りの町並み・時の鐘・菓子屋横丁(散策約90分)一番街 蔵造りの町並み・時の鐘・菓子屋横丁 見どころ:明治の大火後に建てられた重厚な蔵造りの商家群と、川越のシンボル「時の鐘」、菓子屋横丁
料金:町歩きは無料。時の鐘は外から見るもので、内部の見学はできません
駐車場:市営駐車場や周辺のコインパーキング。一番街は歩行者が多く道が狭いので、離れた駐車場に置いて歩くほうが確実です
15:20 立ち寄り:川越氷川神社(参拝・縁結び風鈴等)
16:30 帰路:川越IC経由で都内へ(17:30〜18:00到着)

3. 行ける日に注意 ― 月曜と、年末年始・お盆

川越は町歩きが中心なので気軽に行けそうに見えますが、このコースの二本柱には、どちらも休みがあります。

  • 川越城本丸御殿 ― 毎週月曜休館(休日の場合は翌日)。第4金曜も休み(休日を除く)、12月29日〜1月3日も休館
  • 喜多院 ― 拝観中止の日があります。12月25日〜1月8日、2月2日〜3日、4月2日〜5日、8月16日は法要のため拝観できません

つまり、年末年始とお盆は喜多院の中に入れません。正月の川越はにぎわいますが、家光誕生の間も五百羅漢も見られない。境内の散策と仙波東照宮の参拝はできますが、これを知らずに行くと落胆します。

拝観時間も季節で変わります。喜多院は11月24日から2月末までが16時まで(日曜祝日は16時20分)。冬は早じまいです。

4. 入館料は合計500円 ― 本丸御殿の100円は全国屈指の安さです

スポット 大人 時間・休み
川越城本丸御殿 100円
高校大学生50円・中学生以下無料
9:00〜17:00(入館16:30まで)/月曜・第4金曜・12月29日〜1月3日休館
東明寺(川越夜戦跡) 無料 境内の参拝
喜多院(客殿・書院・五百羅漢) 400円(小人200円) 季節で変動。年末年始とお盆は拝観中止
仙波東照宮・川越氷川神社 無料 参拝自由
一番街・時の鐘・菓子屋横丁 無料 時の鐘は外から見るもの
合計 500円 中学生以下なら200円

現存する本丸御殿は全国でも数えるほどしかありません。そのひとつが100円で見られ、中学生以下は無料です。川越市立博物館・美術館・川越まつり会館との共通入館券もあるので、博物館まで足を延ばすなら窓口で確認してみてください。

5. 駐車場とトイレ ― 一番街は歩くのが正解

一番街の蔵造りの町並みは、車で乗り入れる場所ではありません。道が狭く歩行者が多いので、離れた駐車場に置いて歩くほうが結果的に早く回れます。休日は市営駐車場も周辺のコインパーキングも混みます。

場所 駐車場 メモ
川越城本丸御殿 あり 市街の東側。ここから東明寺までは近い
喜多院 有料 境内の南側
一番街・菓子屋横丁 市営駐車場・周辺コインパーキング 休日は混雑。歩いて回るのが確実です

トイレ。川越城本丸御殿、喜多院の境内、川越氷川神社、一番街の観光案内所、川越駅・本川越駅が基点になります。一番街は人が多く、店のトイレは混みます。

項目 目安(大人2名・普通車1台) 備考
高速道路料金(往復) 約2,000〜3,000円 関越自動車道・川越IC経由。ETC割引で変わります
ガソリン代 約1,200〜2,000円 往復でおおむね70〜90km
駐車場代 約1,000〜2,000円 一番街周辺で2〜3時間
入館料 2名で1,000円 本丸御殿100円+喜多院400円の2名分
ランチ・食べ歩き 2名で4,000〜9,000円 うなぎは上振れします
合計 2名で約9,200〜17,000円 都内から日帰りできるコースとしては安いほうです

このコースを実際に組むなら

宿と車は、土日と連休の1か月前には埋まります。行く日が決まったら、先に押さえてください。

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大宮駅・川越駅で借りると、そのまま行程に入れます。

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観光地の周辺は、コインパーキングが満車になると行程が崩れます。1日分を予約しておくと時間の読みが立ちます。

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※ 当サイトはアフィリエイトプログラムに参加しています。料金・空室状況は各予約サイトでご確認ください。

情報の確認について。入館料・拝観時間・休館日は2026年8月時点で各公式サイトを確認して記載しています。喜多院の拝観中止日は法要の日程で変わることがあります。お出かけ前に必ず公式の情報でご確認ください。
開館時間・入館料金・休館日(川越城本丸御殿・川越市)
喜多院(川越市)

6. 川越の歩き方 ― 一番街とグルメ

主な利用IC:関越自動車道「川越IC」

ドライブのアドバイス:蔵の街並み(国道256号)周辺は休日に歩行者天国や一方通行規制がかかることがあります。車は川越城本丸御殿や初雁公園周辺に停め、街なかは徒歩または小江戸巡回バスで移動するのがおすすめです。

この旅の道のり

  1. 09:30川越城本丸御殿・川越城跡見学約60分
  2. 10:40川越夜戦跡・東明寺見学約30分
  3. 11:20喜多院・仙波東照宮見学約60分川越蔵の街並み周辺
  4. 13:40一番街 蔵造りの町並み・時の鐘・菓子屋横丁散策約90分
  5. 15:20川越氷川神社

※モデルコースとしての目安です。時刻・所要時間は交通状況や混み具合で変わります。

このコースの城の御城印について

川越城の御城印は、令和6年7月5日で頒布が終了しています。他のサイトには販売中と書かれたままのものがありますので、ご注意ください(川越市公式)。

頒布場所と料金は御城印はどこで買える? 公式で確認できた頒布情報まとめに一覧でまとめています。頒布場所や料金は変わることがあるので、お出かけ前に公式サイトでご確認ください。

川越城本丸御殿の現地写真(運営者が実際に歩いて撮影したものです)

川越城本丸御殿
全国でも貴重な、現存する川越城本丸御殿
県指定史跡 川越城跡の石碑
「県指定史跡 川越城跡」の石碑
川越城本丸門跡の石標
本丸門跡を示す石標
川越城図の説明板
往時の縄張りを描いた川越城図
川越城本丸跡の土塁と御殿の屋根
土塁の向こうに、本丸御殿の屋根がのぞきます

写真は運営者が実録 歴史旅シリーズで実際に歩いたときのものです。

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