【都内発】車 日帰り:北条軍を撃破した房総最大の一大決戦!三船山古戦場と上総の要衝・真里谷城ドライブ

目次

1. 北条軍を撃破した房総最大の一大決戦 ― このコースの背景

永禄10年(1567年)、北条氏政・氏照率いる大軍を相手に、安房の里見氏と上総の国人衆が連合して大勝を収めた「三船山の戦い(房総の川中島とも称される)」の古戦場と、上総の覇権を握った真里谷(まりやつ)武田氏の本拠地・真里谷城を巡るルート。関東戦国史の裏のクライマックスを体感できるディープな歴史旅です。

三船山の戦いの全貌:1567年、北条氏政・氏照は房総制圧を目指して大軍で侵攻。里見義弘側は三船山に布陣し、夜襲や地の利を活かした奇策によって北条軍を総崩れに追い込んだ。この敗戦により、北条氏は房総半島への勢力拡大を大きく後退させられた。

真里谷城と上総武田氏:甲斐武田氏と同族とされる真里谷武田氏は、上総国で圧倒的な勢力を誇った。真里谷城は広大な敷地を持ち、戦国期の関東政治の大きな鍵を握る重要拠点であった。

現地の説明板が伝える真里谷城:説明板によると、真里谷城は康正2年(1456年)、上総国に入った甲斐(山梨県)の武田信長が、庁南城(長南町)とともに上総地方を支配するために築いた城とされています。信長は武田信玄の5代前の先祖にあたります。城は「千畳敷」と呼ばれる主郭を中心に、山全体を大きく人工的に造り変えたもので、大手道を守るように4つの部分からなり、敵の進入を防ぐ土塁や曲輪がつくられています。主郭の南側には、自然の谷を利用した大きな堀切(大堀切)。非常時の逃げ道となる搦手道は主郭の北方の尾根につくられ、万田野を通って市原方面へ退けるようになっていました。永正14年(1517年)から天文3年(1534年)までの約20年間が全盛期で、武田・里見の連合勢が北条勢に敗れた国府台合戦(1538年)以後に勢力が衰え、豊臣秀吉が関東を平定した天正18年(1590年)、真里谷信高の代に廃城となりました。

※城の規模については、現地の2つの案内板で数値が入れ替わっています。説明板は「東西700メートル・南北400メートル」、概念図は「東西400メートル・南北700メートル」。どちらが正しいかは現地では確かめられませんでした。両方の写真をこの記事の下に載せていますので、実物をご覧ください。

難易度・対象:中級者向け/歴史好き・城郭巡り・戦国合戦ファンのディープドライブ 所要時間目安:約7〜8時間(都内発着)

2. 三船山古戦場跡・真里谷城跡・小櫃川流域の城館群をめぐる車日帰りコース

時刻 スポット・行程 見どころ・メモ
08:30 出発:都内(東京湾アクアライン〜館山自動車道〜君津IC経由)
09:45 三船山古戦場跡(君津市)(見学約45分) 見どころ:里見義弘が北条軍を破った合戦地。周辺に合戦の碑が残ります
料金:屋外・見学自由・無料
★駐車場:まとまった駐車場がありません。路肩に停める場面が出るので、交通の妨げにならないよう十分ご注意ください
10:45 真里谷城跡(木更津市)(見学約75分)真里谷城 見どころ:上総武田氏の祖・武田信長が築いたとされる山城。幾重にも重なる大規模な堀切と土塁、帯曲輪が良好に残る中世山城の傑作
料金:見学自由・無料
駐車場:城跡入口付近に数台分
ここは登山に近い山城歩きです。未舗装の山道を登り、藪や倒木がある区間もあります。歩きやすい靴・長袖・虫除けは必須。雨の後は滑ります
12:15 ランチ:君津市内 または 木更津市内の里山レストラン(約60分) グルメ:房総のジビエ料理、地元の旬の山菜を使った定食、君津ラーメン。
13:45 小櫃川流域の城館群・佐貫城跡(富津市)(見学約60分)佐貫城 見どころ:里見氏と北条氏が争奪を繰り返した要衝。空堀と土塁の遺構が残ります
料金:見学自由・無料
※こちらも山林の中の城跡です。歩きやすい靴で
トイレはありません。石碑と説明板が立つだけの史跡で、周囲にも設備はありませんでした。手前で済ませておいてください。
15:00 富津岬・明治百年記念展望塔(見学約45分) 見どころ:東京湾に突き出した富津岬の先端と、明治百年記念展望塔からの眺め。かつて東京湾防衛の要所でした
料金:公園・展望塔とも無料
駐車場:広い無料駐車場
16:00 立ち寄り:富津金谷 または 木更津のアウトレット周辺でお土産購入
16:45 帰路:君津ICまたは木更津南IC/アクアライン経由で都内へ(18:15到着)

3. このコースは本格的な山城歩きです ― 服装で決まります

先に正直に書きます。このコースは「城跡を車で見て回る」ものではありません。真里谷城も佐貫城も、山林の中にある土の城です。

  • 未舗装の山道を登ります。整備された遊歩道ではなく、藪や倒木がある区間もあります
  • 歩きやすい靴・長袖・虫除けは必須。夏場は蚊とマムシに注意してください
  • 雨の後は滑ります。粘土質の斜面は乾いていても滑りやすい
  • スマートフォンの地図が頼りになりますが、山中は電波が弱くなることがあります

逆に言えば、だからこそ遺構がよく残っています。真里谷城の堀切は、整備された城跡では味わえない迫力があります。準備さえすれば、中世の土の城を体で理解できるコースです。

4. 駐車場に困る場所があります

三船山古戦場には、まとまった駐車場がありません。路肩に停める場面が出てきます。交通量のある道もあるので、停める場所と、車から降りて歩く経路には十分ご注意ください。

真里谷城跡も入口付近に数台分だけ。休日に他の見学者がいると、待つことになります。

その一方で、富津岬には広い無料駐車場があります。ここは休憩とトイレの基点として使えます。

5. 費用 ― 全部無料です

スポット 料金 駐車場
三船山古戦場跡 無料 まとまった駐車場なし
真里谷城跡 無料 入口付近に数台分
佐貫城跡 無料 山林の中の城跡
富津岬・明治百年記念展望塔 無料 広い無料駐車場

トイレ。富津岬の公園と、ランチで寄る店・道の駅が基点になります。城跡には設備がありません。山へ入る前に必ず済ませてください。

項目 目安(大人2名・普通車1台) 備考
高速道路料金(往復) 約4,000〜6,000円 アクアライン〜館山自動車道。ETC割引で大きく変わります
ガソリン代 約2,500〜3,500円 往復でおおむね170〜200km
駐車場代 0円 すべて無料です
入場料 0円 すべて無料で見学できます
ランチ・おみやげ 2名で4,000〜8,000円 房総のジビエ、山菜の定食
合計 2名で約10,500〜17,500円 費用のほとんどが高速代とガソリン代です

このコースを実際に組むなら

宿と車は、土日と連休の1か月前には埋まります。行く日が決まったら、先に押さえてください。

千葉の宿を探す

じゃらんで探す Yahoo!トラベルで探す

車を借りる

千葉駅・成田空港で借りると、そのまま行程に入れます。

千葉のレンタカーを比較する

駐車場を先に押さえる

観光地の周辺は、コインパーキングが満車になると行程が崩れます。1日分を予約しておくと時間の読みが立ちます。

千葉の予約できる駐車場を探す

※ 当サイトはアフィリエイトプログラムに参加しています。料金・空室状況は各予約サイトでご確認ください。

情報の確認について。入場料・開館時間・休館日・駐車場は2026年8月時点で各公式サイトを確認して記載しています。ただし、これらは変わります。お出かけ前に必ず公式の情報でご確認ください。
・山城の登城路は、荒天や倒木で通行できなくなることがあります。君津市・木更津市・富津市の公式サイトや現地の案内でご確認ください

6. 御城印について

佐貫城の御城印(300円)は、城跡近くの「宮醤油店」(千葉県富津市佐貫247)で購入できます。営業時間は8:00〜18:00(休日は9:00〜)、元日休業です。

真里谷城の御城印も頒布されていますが、城の近くに常設の販売窓口は確認できず、通販ショップでの取り扱いが中心のようです。現地での購入をご希望の場合は、事前に最新の販売情報をご確認ください。

7. 房総の歩き方 ― 山城と里山グルメ

主な利用IC:館山自動車道「君津IC」または「木更津南IC」

ドライブのアドバイス:真里谷城や三船山周辺は、房総丘陵の細い山道を通るため運転に注意が必要です。真里谷城は本格的な山城登山となるため、動きやすい服装とスニーカーが必須です。

この旅の道のり

  1. 09:45三船山古戦場跡見学約45分
  2. 10:45真里谷城跡見学約75分君津市内 または 木更津市内の里山レストラン
  3. 13:45小櫃川流域の城館群・佐貫城跡見学約60分
  4. 15:00富津岬・明治百年記念展望塔見学約45分
  5. 16:00富津金谷 または 木更津のアウトレット周辺でお土産購入

※モデルコースとしての目安です。時刻・所要時間は交通状況や混み具合で変わります。

真里谷城跡の現地写真(運営者が実際に歩いて撮影したものです)

「真里谷城跡入口」の標柱
「真里谷城跡入口」の標柱。矢印が登り口を指している
真里谷城跡の説明板
康正二年(1456)に武田信長が築いたと記す説明板。主郭は「千畳敷」と呼ばれる
真里谷城跡概念図
概念図。主郭(千畳敷)を中心に、二ノ郭・三ノ郭・四ノ郭と堀切が描かれている
竹林のなかを通る真里谷城跡の堀底の道
竹の落ち葉が積もった堀底の道。両側が高く切り立つ
真里谷城跡の切り立った斜面
見上げるような急斜面。右手に道がまわり込む
真里谷城跡の「三の郭」の標柱
「三の郭」の標柱。林のなかに平坦地が広がる

写真は運営者が実録 歴史旅シリーズで実際に歩いたときのものです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次