【都内発】車 1泊2日:荒川の要塞と秩父路!比企の城・松山城と日本100名城鉢形城・長瀞・秩父神社をめぐる歴史と渓谷

目次

1. 荒川の要塞と秩父路 ― このコースの背景

埼玉の荒川流域は、鎌倉武士・畠山重忠や戦国の攻防で知られる城の宝庫。1日目は畠山重忠ゆかりの菅谷館、上杉・北条・武田が奪い合った松山城、古墳時代の横穴群・吉見百穴を巡ります。

2日目は荒川上流の鉄壁・日本100名城 鉢形城と、秩父・長瀞へ。岩畳の渓谷美と宝登山神社、秩父神社をあわせて、歴史と自然を満喫。長瀞・秩父の温泉に泊まる、関東近郊の手軽な1泊2日です。

難易度・対象:初心者〜中級/日本100名城・畠山重忠・秩父。所要時間目安:1泊2日(都内発着)。推奨交通手段:車。

2. 菅谷館跡・武蔵松山城跡・吉見百穴をめぐる車1泊2日コース

【1日目】比企の城郭群 ― 菅谷館・松山城・吉見百穴

時刻 スポット・行程 見どころ・メモ
08:30 出発:都内(関越自動車道〜東松山IC経由)
09:45 菅谷館跡(すがややかたあと・嵐山町)(見学約75分)菅谷館跡 見どころ:畠山重忠の館跡を後北条氏が城郭に改修した国指定史跡「比企城郭群」の中核。水堀・土塁・三ノ郭の畝堀
料金:史跡内の見学は無料
★併設の埼玉県立嵐山史跡の博物館:一般100円・高校生大学生50円・中学生以下無料(20人以上は60/30円。年間観覧券は一般1,200円)
開館:9:00〜16:30(入館16:00まで)/7〜8月は9:00〜17:00(入館16:30まで)
休館:月曜(祝日・県民の日は開館)・12月29日〜1月3日・展示替えの臨時休館
11:00 武蔵松山城跡(東松山市)(見学約75分)武蔵松山城跡 見どころ:市ノ川沿いの丘陵に築かれた中世城郭。続日本100名城。幾重にも重なる空堀と曲輪群がよく残ります
料金:見学自由・無料
吉見百穴のすぐ隣です。登城口は吉見百穴側から。山道と急坂を歩きます。歩きやすい靴で
※雨のあとは足元がぬかるみます
12:15 ランチ:東松山(約60分) グルメ:東松山名物「やきとり(豚肉のみそだれ)」。
13:15 吉見百穴(よしみひゃくあな)・地下軍需工場跡(見学約60分)吉見百穴 見どころ:古墳時代後期の横穴墓群219基(国指定史跡)。国指定天然記念物のヒカリゴケ自生地。太平洋戦争末期の地下軍需工場跡の巨大な坑道
入場料:中学生以上300円・小学生200円・小学生未満無料(団体は大人200円・学生150円・小学生100円)
開園:8:45〜16:50(入園は16:30まで)/年中無休(吉見町公式)
地下軍需工場跡の坑道内には立ち入れません。入口を外から見る形になります
※園内は横穴墓へ上がる急な階段が続きます。歩きやすい靴で
14:30 岩殿観音・正法寺 または 息障院(金剛寺)(見学約45分)岩殿観音・正法寺 見どころ:坂東三十三観音第10番札所。源頼朝の命で復興され、比企能員ゆかりの地とされます
料金:境内の参拝は無料
※参道の石段を上ります
15:30 慈光寺(じこうじ・ときがわ町/坂東九番・関東屈指の古刹)(参拝約30分)慈光寺 見どころ:奥武蔵の霊山に開かれた天台の古刹。国宝の装飾経と重要文化財の建築を伝えます
料金:拝観料・拝観時間はときがわ町の公式情報でご確認ください
山中の一本道を上ります。すれ違いの難しい細い区間があり、冬季は路面凍結も。この工程表は15時30分着ですから、暗くなる前に下りてください
16:30 宿泊:長瀞・秩父温泉へ 渓谷の宿で荒川の自然を感じる。

3. 月曜に行くと、両日とも館内が見られません

このコースは、有料の展示施設がどちらも月曜休館です。

  • 1日目 ― 埼玉県立嵐山史跡の博物館(菅谷館跡に併設)が月曜休館
  • 2日目 ― 鉢形城歴史館が月曜休館。しかも祝日の翌日も休みです

ただし、このコースは月曜でも半分以上は成立します。菅谷館跡の土塁も、武蔵松山城跡も、鉢形城公園も、和銅遺跡も、秩父神社も、羊山公園も、すべて無料で見学自由吉見百穴にいたっては年中無休です。城跡そのものを歩きたい人には、月曜はむしろ空いていて良い日かもしれません。

4. 2日目の朝、15分早く着きます

この工程表は鉢形城に9時15分着ですが、鉢形城歴史館の開館は9時30分です。15分あります。

先に公園の土塁と四脚門を歩いてから、歴史館に入ってください。順番を逆にするだけで待ち時間がなくなります。歴史館で城の構造を頭に入れてから歩きたい人は、15分をトイレ休憩と車の停め直しに使えば、ちょうど開館です。

スポット 料金 時間・休み
菅谷館跡(史跡) 無料 見学自由
埼玉県立嵐山史跡の博物館 100円(中学生以下無料) 9:00〜16:30(7〜8月は17:00)/月曜休館
武蔵松山城跡 無料 見学自由・山道
吉見百穴 中学生以上300円/小学生200円 8:45〜16:50(入園16:30まで)/年中無休
鉢形城公園 無料 見学自由
鉢形城歴史館 200円70歳以上・中学生以下無料 9:30〜16:30(入館16:00まで)/月曜・祝日の翌日休館
秩父神社・和銅遺跡・聖神社 無料 参拝自由
羊山公園 ふだん無料/芝桜期のみ500円 中学生以下は芝桜期も無料

安いコースです。大人ひとりの入館料を全部足しても、芝桜の時期を外せば600円にしかなりません。

5. 靴と、山道の注意

このコースは、歩く城が多いコースです。武蔵松山城跡は吉見百穴の隣から登る山城で、空堀の底を歩きます。雨のあとはぬかるみます。スニーカーでは足りない日があります。

慈光寺への道にも注意が必要です。山中の細い一本道を上ります。すれ違いの難しい区間があり、冬は路面が凍ります。この工程表は15時30分着ですから、参拝を終えたら暗くなる前に下りてください。

吉見百穴の地下軍需工場跡は、坑道の中には入れません。入口を外から見学する形になります。園内は横穴墓へ上がる急な階段が続くので、こちらも歩きやすい靴で。

トイレ。嵐山史跡の博物館、吉見百穴、鉢形城歴史館、秩父神社周辺、羊山公園、関越道のSAが基点です。武蔵松山城跡の山中と和銅遺跡には設備がありません。

6. 概算費用(大人2名・普通車1台・1泊2日)

項目 目安 備考
高速道路料金(往復) 約4,000〜6,000円 関越自動車道(東松山IC・花園IC)
ガソリン代 約3,500〜4,500円 2日間でおおむね230〜280km
駐車場代 0〜1,400円 芝桜期以外はほぼ無料。有料期の羊山公園のみ700円
入館料 2名で1,200円 嵐山史跡の博物館100+吉見百穴300+鉢形城歴史館200 の2名分
宿泊(長瀞・秩父温泉/1泊2食) 2名で20,000〜45,000円 ここが最大の変動要因です
昼食2回・おみやげ 2名で7,000〜13,000円 東松山のやきとり、秩父のわらじカツ丼
合計 2名で約35,700〜71,100円 入館料の安さが際立ちます
情報の確認について。入場料・開館時間・休館日・駐車場は2026年8月時点で各公式サイトを確認して記載しています。ただし、これらは変わります。お出かけ前に必ず公式の情報でご確認ください。
吉見百穴/ヒカリゴケ(吉見町)開館時間・休館日・入館料(鉢形城歴史館・寄居町)
利用案内(埼玉県立嵐山史跡の博物館)羊山公園 芝桜の丘(秩父市)ご利用案内(秩父まつり会館)

▼ この日は長瀞・秩父温泉に宿泊。

【2日目】荒川の要塞と秩父路 ― 鉢形城・長瀞・秩父

時刻 スポット・行程 見どころ・メモ
09:00 出発:宿 → 寄居・鉢形城へ
09:15 鉢形城公園・鉢形城歴史館(見学約90分)鉢形城 見どころ:日本100名城。荒川と深沢川の断崖に守られた天然の要害。復元された四脚門、三の曲輪の石積み、大規模な土塁
料金:鉢形城公園の散策は無料
鉢形城歴史館は一般200円・学生等100円(団体100/50円)。70歳以上・中学生以下・障害者手帳をお持ちの方は無料
開館:9:30〜16:30(入館は16:00まで)
休館:月曜(祝日なら翌日)・祝日の翌日・年末年始
★★この工程表は9時15分に着きます。歴史館は9時30分開館です。先に公園の土塁を歩いてから入館する順番がちょうどよくなります
11:15 和銅遺跡・聖神社(秩父市黒谷/和同開珎ゆかり)(見学約30分)和銅遺跡・聖神社 見どころ:日本最古の流通貨幣「和同開珎」の原料となった自然銅(にぎあかがね)が採れた地。聖神社は「銭神様」として金運の信仰を集めます
料金:参拝・見学は無料
和銅遺跡のモニュメントまでは沢沿いの山道を歩きます。駐車スペースは限られます
12:15 ランチ:秩父市街(約60分) グルメ:秩父・長瀞名物「わらじカツ丼」「豚みそ丼」、秩父そば、みそポテト、鮎料理。
13:30 秩父神社 または 秩父困民党ゆかりの地(見学約45分)秩父神社 見どころ:関東最古級の古社。左甚五郎作と伝わる「つなぎの龍」、日光東照宮に先立つ「お元気三猿」などの社殿彫刻
料金:境内の参拝は無料/参拝者用駐車場あり
★近くの秩父まつり会館は一般500円・小中学生250円4月〜11月 9:00〜17:00、12月〜3月 10:00〜17:00(受付16:30まで)/休館は3〜11月が第4・第5火曜、12〜2月が毎週火曜
14:45 羊山公園(秩父市/芝桜の丘と武甲山の眺め)(散策約30分)羊山公園 見どころ:秩父市街と武甲山を一望する高台。春は「芝桜の丘」が一面に染まります
ふだんは無料です。芝桜の期間だけ有料になります。2026年は4月10日〜4月30日 8:00〜17:00、一般500円・中学生以下無料
5月1日以降は無料(芝桜自体の見頃は4月中旬〜5月初旬)
駐車場:有料期間(4月10日〜5月6日)は普通車700円・バイク300円
15:30 帰路:関越自動車道(花園IC経由)で都内へ(17:30頃到着)

7. 比企と秩父の歩き方 ― 宿とグルメ

宿泊:長瀞・秩父の温泉。宿の候補は秩父温泉 花のやどホテル長瀞和銅鉱泉 姉ヶ崎旅館など(空室・料金は予約サイトで最新をご確認ください)。
グルメ:秩父のわらじカツ丼・秩父そば・みそポテト、東松山のやきとり。
ヒント:長瀞のライン下り(春〜秋)や秩父夜祭(12月)とも好相性。鉢形城は広く歩くので歩きやすい靴を。

この旅の道のり

  1. 09:45菅谷館跡見学約75分
  2. 11:00武蔵松山城跡見学約75分東松山
  3. 13:15吉見百穴(よしみひゃくあな)・地下軍需工場跡見学約60分
  4. 14:30岩殿観音・正法寺 または 息障院見学約45分
  5. 15:30慈光寺参拝約30分長瀞・秩父温泉へ
  6. 09:15鉢形城公園・鉢形城歴史館見学約90分
  7. 11:15和銅遺跡・聖神社見学約30分秩父市街
  8. 13:30秩父神社 または 秩父困民党ゆかりの地見学約45分
  9. 14:45羊山公園散策約30分

※モデルコースとしての目安です。時刻・所要時間は交通状況や混み具合で変わります。

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