1. 足利尊氏 vs 新田義貞 ― このコースの背景
鎌倉幕府を倒し、南北朝の動乱を駆け抜けた2人の英傑・足利尊氏(室町幕府創始者)と新田義貞(南朝の忠臣)。両氏の発祥の地である隣り合った2つの街(足利・太田)を巡るルート。日本100名城「足利氏館(鑁阿寺)」や日本最古の学校「足利学校」、そして国指定史跡「新田荘遺跡」を訪れ、武家社会を動かした源氏の血脈とロマンに迫ります。
足利氏の始祖と鑁阿寺:八幡太郎義家(源義家)の孫・源義康が足利市本城地区に館を構え「足利氏」を名乗ったのが始まり。その館跡に建つ鑁阿寺は、水堀・土塁がそのまま残り中世武家館の姿を今に伝える。
新田義貞と生品神社の挙兵:1333年、幕府の過酷な徴税に憤った新田義貞は生品神社でわずか150騎で挙兵。一族や関東の武士団を巻き込んで鎌倉へ進撃し、わずか15日で鎌倉幕府を滅亡させた。
山上の石垣要塞・金山城:新田氏の一族・岩松家純が築城し、後に由良氏が改修した山城。武田信玄や上杉謙信、北条氏の猛攻を何度も退けた難攻不落の名城で、関東では珍しい精巧な石垣と丸池(日の池・月の池)が残る。
難易度・対象:初心者向け/歴史好き・日本100名城・中世史・南北朝史・教育史 所要時間目安:約7〜8時間(都内発着)
2. 史跡 足利学校・足利氏館・金山城跡をめぐる車日帰りコース
| 時刻 | スポット・行程 | 見どころ・メモ |
|---|---|---|
| 08:00 | 出発:都内(首都高〜東北自動車道〜北関東自動車道〜足利IC経由) | |
| 09:30 | 史跡 足利学校(栃木県足利市)![]() |
見どころ:日本最古の学校(国指定史跡)。ザビエルが「日本国中最も大にして最も有名なる大学」と紹介した学問の聖地。孔子廟、茅葺きの方丈、庭園 参観料:一般480円・高校生240円・小中学生(市外)120円・未就学児は無料(20人以上の団体は400/200/100円) ★休館:原則として第3水曜日、および12月29日〜31日。「第3水曜」は見落としやすいのでご注意を アクセス:JR両毛線「足利」駅から徒歩約10分/東武「足利市」駅から徒歩約15分/北関東自動車道 足利ICから車で約15分 |
| 10:40 | 足利氏館(鑁阿寺・ばんなじ)![]() |
見どころ:日本100名城。足利氏の館跡で、四方を水堀と土塁が囲む武家屋敷の原型。本堂は国宝 料金:境内の参拝は無料(本堂内部の拝観などは別途) ※足利学校から徒歩圏内です。車を一か所に置いて歩けます |
| 12:00 | ランチ:足利市内 または 太田市内 | グルメ:足利名物「足利シュウマイ」「ポテト入りやきそば」、太田名物「太田焼きそば」「上州勝手うどん」。 |
| 13:15 | 金山城跡(かなやまじょうあと・太田金山城・群馬県太田市)![]() |
見どころ:日本100名城。由良氏が築いた関東随一の石垣の城。復元された「日ノ池・月ノ池」と石垣群、関東平野の眺め 料金:見学自由・無料/駐車場:無料 ★山城です。山頂近くまで車で上がれますが、そこから城内は坂と石段を歩きます。歩きやすい靴で。ガイダンス施設は山麓にあり、城跡とは離れていますので、立ち寄るなら順番にご注意を ★駐車場は本丸へ向かう登り口にあります。トイレもありました。本丸まではそこから歩きます。 |
| 15:00 | 新田荘遺跡(新田触れ合い館・反町館跡・生品神社)![]() |
見どころ:新田義貞が倒幕の兵を挙げた生品神社と、義貞の館跡(反町館)。国指定史跡 料金:見学・参拝は無料/駐車場:無料 |
| 16:15 | 立ち寄り:道の駅「おおた」でお買い物(上州の農産物・太田焼きそば・焼き饅頭) | |
| 17:00 | 帰路:北関東自動車道(太田桐生IC経由)〜東北道で都内へ(18:45頃到着) |
3. 足利学校は「第3水曜」が休みです
このコースの主役である史跡足利学校は、原則として第3水曜日が休館です(12月29日〜31日も休館)。
「第3水曜」という休みは、なかなか記憶に残りません。月曜休みの施設なら身構えますが、水曜に出かけるとき休館を疑う人は少ない。平日に行く予定なら、必ずカレンダーを確認してください。
参観料は一般480円、高校生240円、小中学生(市外)120円、未就学児は無料です。
4. 費用 ― 有料なのは足利学校だけ
| スポット | 料金 | 駐車場・休み |
|---|---|---|
| 史跡 足利学校 | 一般480円 高校生240円・小中学生120円 |
原則 第3水曜休館・12月29日〜31日 |
| 足利氏館(鑁阿寺) | 境内は無料 | 本堂は国宝。足利学校から徒歩圏 |
| 金山城跡 | 無料 | 駐車場も無料 |
| 新田荘遺跡・生品神社 | 無料 | 駐車場も無料 |
大人1名でこのコースを回っても、入場料は480円だけ。日本100名城を二つ(足利氏館・金山城)歩いて、国宝の本堂を見て、日本最古の学校に入って、それでこの金額です。
5. 御朱印と御城印をいただくなら
鑁阿寺の御朱印:本堂左側の受付窓口で、9:00〜16:00(境内自体は24時間参拝可)。通常の御朱印は大日如来・聖観世音(下野三十三観音)・大黒天(足利七福神)の3種で各400円。節分の鎧年越や出世稲荷尊(4月第一日曜)など期間限定の御朱印が出ることもあります。
足利氏館の御城印:城郭寺院である鑁阿寺そのものが足利氏館(日本100名城)にあたるため、同じ受付窓口で御城印(500円)も購入できます。金山城の御城印については、御城印はどこで買える?の記事にまとめています。
6. 足利は歩ける、金山城は登る
足利学校と鑁阿寺は徒歩圏内にあります。車を一か所に置いて、二つをまとめて歩けます。足利市街は駐車場が点在しているので、朝のうちに停めてしまうのが楽です。
一方、金山城跡は山城です。山頂近くまで車で上がれますが、そこから城内は坂と石段を歩きます。石垣を見て回るなら歩きやすい靴で。
ひとつ注意があります。金山城のガイダンス施設は山麓にあり、城跡とは離れています。展示で予習してから登りたいなら、先に山麓へ寄る順番になります。時間配分にご注意ください。
トイレ。足利学校、鑁阿寺、金山城跡の駐車場周辺、道の駅「おおた」が基点になります。
7. 概算費用(大人2名・普通車1台の目安)
| 項目 | 目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 高速道路料金(往復) | 約5,000〜7,000円 | 東北道〜北関東道。ETC割引で変わります |
| ガソリン代 | 約3,000〜4,000円 | 往復でおおむね200〜240km |
| 駐車場代 | 0〜800円 | 金山城も新田荘も無料。足利市街のみ有料の場合あり |
| 参観料 | 2名で960円 | 足利学校480円×2 |
| ランチ・おみやげ | 2名で3,000〜6,000円 | ポテト入りやきそば、太田焼きそば、焼き饅頭 |
| 合計 | 2名で約12,000〜18,800円 | 費用のほとんどが高速代とガソリン代です |
このコースを実際に組むなら
宿と車は、土日と連休の1か月前には埋まります。行く日が決まったら、先に押さえてください。
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宇都宮駅・那須塩原駅で借りると、そのまま行程に入れます。
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このコースの城の御城印について
このコースに登場する金山城は、御城印の頒布情報を自治体や施設の公式サイトで確認できました。
頒布場所と料金は御城印はどこで買える? 公式で確認できた頒布情報まとめに一覧でまとめています。頒布場所や料金は変わることがあるので、お出かけ前に公式サイトでご確認ください。
・参観案内(史跡足利学校・足利市)
8. 足利・太田の歩き方 ― やきそばとグルメ
主な利用IC:北関東自動車道「足利IC」「太田桐生IC」
ドライブのアドバイス:足利市と太田市は隣接しており、車で20分程度の非常にスムーズなアクセスです。金山城跡は山城ですが駐車場から歩道が綺麗に整備されており、ハイキング気分で素晴らしい石垣遺構を楽しめます。
この旅の道のり
- 09:30史跡 足利学校見学約60分
- 10:40足利氏館参拝・見学約60分足利市内 または 太田市内
- 13:15金山城跡見学約90分
- 15:00新田荘遺跡見学約60分
- 16:15道の駅「おおた」でお買い物
※モデルコースとしての目安です。時刻・所要時間は交通状況や混み具合で変わります。
現地で撮影した写真と、説明板から起こした記録はこちらです。




