1. 局長・近藤勇の最後と武士道の矜持 ― このコースの背景
慶応4年(1868年)、甲州で敗れた新選組が再起を図って陣を置いた「流山」と、近藤勇が新政府軍に処刑された「板橋」を結ぶルート。近藤勇と土方歳三が永遠の別れを告げた流山の酒造・陣屋跡から、近藤が最期を迎えた板橋宿の処刑地・墓所を巡り、新選組の悲劇的なクライマックスと隊士たちの絆に迫ります。
流山での永遠の別れ:慶応4年4月、大久保大和(近藤勇)と内藤隼人(土方歳三)らは流山に集結し再起を図るが、香川敬三率いる新政府軍に包囲された。近藤は「自首(出頭)」することで隊士たちの命を救おうとし、土方と最後の別れを告げて出頭した。
板橋総督府と近藤勇の最期:連行された近藤勇は板橋の総督府(一橋徳川家下屋敷跡)に幽閉された。坂本龍馬暗殺の疑いなどを掛けられ、4月25日、板橋一里塚付近の馬場にて斬首された。武士としての切腹すら許されぬ処刑であった。
永倉新八の執念と墓碑:新選組2番組組長・永倉新八は明治になっても生き残り、かつての局長・近藤勇と盟友・土方歳三らの名誉回復と供養のため、板橋の地に立派な墓碑を建立した。
難易度・対象:初心者向け/歴史好き・新選組・幕末史・土方歳三・旧街道 所要時間目安:約6〜7時間(都内発着)
2. 流山・近藤勇と新選組隊士の墓・近藤勇終焉の地をめぐる車日帰りコース
| 時刻 | スポット・行程 | 見どころ・メモ |
|---|---|---|
| 08:30 | 出発:都内(首都高〜常磐自動車道〜流山IC経由) | |
| 09:30 | 流山・近藤勇陣屋跡(醸造家 長岡屋の本陣跡)&流山本町散策 | 見どころ:慶応4年4月、新選組が本陣を置いた醸造家・長岡屋(長岡七郎兵衛方)の跡。近藤勇と土方歳三が最後の時間を過ごした場所とされます アクセス:千葉県流山市流山2-109-9/流鉄流山線「流山駅」から徒歩約3分 料金:見学自由・無料(屋外の史跡) 駐車場:史跡専用の駐車場はありません。近隣のコインパーキング(三井のリパーク流山本町北駐車場、ナビパーク流山本町北第2駐車場など)を利用 |
| 11:00 | 流山・光明院と流山寺、新川屋呉服店 | 見どころ:本陣に入りきらない隊士たちが分宿したと伝わる二つの寺。「江戸方歩兵380人から390人あまりは…流山の光明院・流山寺そのほかを借りて止宿していた」という記録が残ります。通りには明治期の見世蔵・新川屋呉服店(国登録有形文化財)も アクセス:光明院=流山市流山6-651/流山寺=流山市流山7-579(いずれも流鉄「平和台駅」から徒歩8〜9分) 料金:境内の参拝は無料 駐車場:流山寺には駐車場あり。光明院は事前にご確認ください |
| 12:00 | ランチ:流山本町でみりんの味 | グルメ:流山は白みりん発祥の地です。みりんを使った和食やスイーツを出す店が本町に点在します トイレ・休憩:一茶双樹記念館(流山市流山6-670-1/午前9時〜午後5時/月曜・年末年始休/入館無料/駐車場あり・台数は少なめ)に立ち寄ると、休憩とトイレを兼ねられます |
| 13:15 | 移動:外環自動車道(三郷南IC〜三郷JCT〜和光IC経由)または国道298号・17号で板橋へ(約45分) | |
| 14:00 | 近藤勇と新選組隊士の墓(板橋駅前・滝野川)![]() |
見どころ:明治8年、隊士・永倉新八や医師・松本良順らが発起人となって建てた近藤勇・土方歳三の墓碑と、近藤勇の胸像 アクセス:東京都北区滝野川7-8-10(寿徳寺境外墓地)/JR「板橋駅」東口すぐ 料金:見学自由・無料 設備:ベンチ・水道あり(北区観光サイトの記載)。問い合わせは寿徳寺 03-3909-7766 駐車場:専用駐車場はありません。板橋駅周辺のコインパーキングを利用 |
| 15:15 | 旧板橋宿と近藤勇終焉の地(処刑場跡)![]() |
見どころ:中山道の一番目の宿場・板橋宿。近藤勇が捕らえられ、刑を受けた地と伝わります。処刑場の正確な位置には諸説があり、断定はされていません。宿場の面影が残る仲宿・不動通りの街道歩きとあわせてどうぞ 料金:街道歩きは無料 駐車場:板橋駅・仲宿周辺のコインパーキングを利用 |
| 16:30 | 立ち寄り(時間があれば):板橋区立郷土資料館・赤塚城跡・東京大仏 | 板橋宿から車で約20分の赤塚エリアです。板橋区立郷土資料館は赤塚城址公園の中にあり、板橋宿からは8kmほど離れています。城跡・資料館・東京大仏(乗蓮寺)をまとめてまわれます アクセス:板橋区赤塚5-35-25 開館:午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)/月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始休 観覧料:公式サイトでご確認ください 駐車場:郷土資料館に駐車場はありません(公式サイトに明記)。周辺のコインパーキングを利用 |
| 17:15 | 帰路:首都高速5号池袋線経由で帰路へ(18:00到着) |
3. 駐車場とトイレ ― 車で行く前に押さえておくこと
このコースは、史跡そのものに駐車場がありません。流山本町も板橋宿も、車を一か所に置いて歩くことが前提のエリアです。特に流山の旧市街は道幅が狭く一方通行も多いため、無理に近づかずコインパーキングに入れてしまうほうが結果的に早く回れます。
| エリア | 停める場所 | メモ |
|---|---|---|
| 流山本町 | 三井のリパーク流山本町北駐車場、ナビパーク流山本町北第2駐車場ほかのコインパーキング/一茶双樹記念館の駐車場(記念館利用者向け・台数少) | 陣屋跡・光明院・流山寺・新川屋呉服店はすべて徒歩圏。2〜3時間の駐車を見込んでおくと安心です |
| 板橋駅・仲宿 | 板橋駅前および仲宿周辺のコインパーキング | 墓所は板橋駅東口すぐ。宿場歩きとあわせて2〜3時間 |
| 赤塚(立ち寄る場合) | 周辺のコインパーキング | 板橋区立郷土資料館には駐車場がありません(公式サイトに明記) |
トイレはここで。史跡は屋外のものが多く、トイレのない場所が続きます。
- 一茶双樹記念館(流山市流山6-670-1/午前9時〜午後5時/月曜・年末年始休/入館無料)― 流山本町でいちばん確実です
- 流山本町の飲食店・商店(利用時)
- 近藤勇と新選組隊士の墓にはベンチと水道がありますが、トイレは板橋駅の施設などを利用してください
- 板橋区立郷土資料館(開館時間内)
4. このコースの概算費用(大人2名・普通車1台の目安)
| 項目 | 目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 高速道路料金(往復) | 約2,000〜3,000円 | 都内〜流山IC、外環経由で板橋へ。ETCや時間帯割引の有無で変わります |
| ガソリン代 | 約1,500〜2,500円 | 走行距離はおおむね80〜100km |
| 駐車場代 | 約1,500〜2,500円 | 流山本町で2〜3時間、板橋で2〜3時間 |
| 拝観・入館料 | ほぼ0円 | 陣屋跡・墓所・街道歩きは無料、一茶双樹記念館も入館無料。板橋区立郷土資料館の観覧料は公式サイトでご確認ください |
| ランチ | 2名で約3,000〜6,000円 | みりんを使った和食やうなぎを選ぶと上がります |
| 合計 | 2名で約8,000〜14,000円 | 高速道路の使い方と食事で大きく変わります |
このコースを実際に組むなら
宿と車は、土日と連休の1か月前には埋まります。行く日が決まったら、先に押さえてください。
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車を借りる
千葉駅・成田空港で借りると、そのまま行程に入れます。
駐車場を先に押さえる
観光地の周辺は、コインパーキングが満車になると行程が崩れます。1日分を予約しておくと時間の読みが立ちます。
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現地の写真(運営者が実際に歩いて撮影したものです)



・近藤勇陣屋跡(流山市観光協会)
・一茶双樹記念館(流山市)
・近藤勇と新選組隊士の墓(北区観光ホームページ)
・板橋区立郷土資料館(板橋区)
5. 御朱印について
流山寺(新選組隊士が分宿したと伝わる寺)では、大黒天と薬師如来の御朱印を書き置きでいただけます。受付は本堂左手の庫裡の玄関チャイムで呼び出す形式です。初穂料や受付時間は公式には確認できなかったため、現地でご確認ください。
寿徳寺(近藤勇・土方歳三の墓碑がある境外墓地の本寺)でも御朱印帳への直書きに対応しているようですが、初穂料は確認できませんでした。問い合わせは03-3909-7766まで。
光明院については、御朱印の取り扱いに関する情報は確認できませんでした。
6. ルート攻略 ― 高速道路の使い方と運転のコツ
主な利用IC:常磐自動車道「流山IC」、東京外環自動車道「三郷南IC」「和光IC」、首都高速5号池袋線「板橋本町IC」
ドライブのアドバイス:流山から板橋へは東京外環自動車道を使うと30分ほどで非常にスムーズに移動できます。流山旧市街は道が細いため、車をコインパーキングに停めて徒歩で散策するのが最も効率的です。
この旅の道のり
- 09:30流山・近藤勇陣屋跡(醸造家 長岡屋の本陣跡)&流山本町散策見学約75分
- 11:00流山・光明院と流山寺、新川屋呉服店見学約45分車で約45分
- 14:00近藤勇と新選組隊士の墓参拝・見学約60分
- 15:15旧板橋宿と近藤勇終焉の地(処刑場跡)見学約60分
- 16:30立ち寄り(時間があれば):板橋区立郷土資料館・赤塚城跡・東京大仏
※モデルコースとしての目安です。時刻・所要時間は交通状況や混み具合で変わります。
現地で撮影した写真と、説明板から起こした記録はこちらです。

