【都内発】車 1泊2日:武田VS徳川・遠江争奪!掛川城・高天神城と浜松城・三方ヶ原、家康 苦難と出世の城めぐり

目次

1. 武田VS徳川・遠江争奪 ― このコースの背景

遠江(現在の静岡県西部)は、甲斐の武田と三河の徳川が国境を接して激突した戦国の最前線でした。武田勝頼が築いた武田流築城術の傑作・諏訪原城の巨大な丸馬出、信玄すら落とせなかった天然の要害・高天神城、そして山内一豊が天守を上げた掛川城―1日目は「城」で武田と徳川の攻防を体感します。

2日目は、家康が生涯最大の敗北を喫した三方ヶ原の戦いの舞台と、そこから這い上がった「出世城」浜松城、女城主・井伊直虎ゆかりの龍潭寺へ。苦難と再起の物語をたどります。掛川・浜松は都内から遠く、日帰りでは駆け足になりがちなエリア。1泊してこそ、遠江の歴史をじっくり味わえます。

難易度・対象:初心者〜中級/日本100名城・続日本100名城の城めぐり・徳川家康・武田氏。所要時間目安:1泊2日(都内発着)。推奨交通手段:車。

2. 諏訪原城跡・小夜の中山・掛川城をめぐる車1泊2日コース

【1日目】遠江の要塞戦 ― 諏訪原・掛川・高天神

時刻スポット・行程見どころ・メモ
08:00出発:都内(首都高〜東名高速道路〜島田金谷IC・相良牧之原IC経由)
09:30諏訪原城跡(すわはらじょうあと・続日本100名城・島田市)(見学約75分)諏訪原城見どころ:武田勝頼が築いた平山城。武田流築城術の巨大な丸馬出と三日月堀が良好に残ります。続日本100名城
料金:見学自由・無料/駐車場:ビジターセンター前に無料
★未舗装の城内を歩きます。堀の底へ降りる道もあるので歩きやすい靴で
10:50小夜の中山(さよのなかやま)&久延寺(くえんじ)(見学約40分)小夜の中山見どころ:東海道の難所として歌人に詠まれた峠。夜泣き石の伝承と、家康が関ヶ原へ向かう途中に休んだ久延寺
料金:見学・参拝は無料
※峠道は道幅が狭く急なカーブが続きます。大型車は通行が難しい区間があります
11:45ランチ:掛川市内(約60分)グルメ:掛川の深蒸し茶を使った和食、とろろ汁、うなぎ。
13:00掛川城・御殿(日本100名城・掛川市)(見学約90分)掛川城見どころ:山内一豊が天守を創建した名城。日本初の本格木造復元天守と、現存例の少ない国指定重要文化財「二の丸御殿」
★入場料:大人410円・小中学生150円。この料金に御殿の入館券が含まれます
開館:9:00〜17:00(入館は16:30まで)/年中無休
★駐車場:掛川城に専用駐車場はありません(掛川市公式)。掛川城公園駐車場・掛川大手門駐車場など近隣の有料駐車場へ
★トイレはあります。天守や御殿をまわる前に済ませておけます。
御城印あり御城印:掛川城御殿で300円(2026年9月確認/御城印の一覧)
14:45高天神城跡(たかてんじんじょうあと・続日本100名城・掛川市)(見学約75分)高天神城見どころ:標高132mの天然の要害。信玄が落とせず、勝頼が落とし、家康が奪い返した城。続日本100名城
料金:見学自由・無料/駐車場:無料
★★本格的な山城です。登城口から本丸まで急な階段と山道が続きます。歩きやすい靴と飲み物は必須。雨の後は滑ります
★運営者が訪ねたときは、トイレは登り口のあたりにしかありませんでした。城内では見かけていません。急な登りが続くので、登る前に済ませておくのが安心です。
16:15法多山尊永寺(はったさんそんえいじ・袋井市/遠州三山)(参拝約45分)法多山見どころ:厄除観音として名高い遠州三山の古刹。石段の参道と本堂、重要文化財の諸堂、名物「厄除だんご」。夕方の静かな境内も趣がある。
駐車場:門前に有料駐車場多数。
17:15宿泊:浜松・舘山寺温泉へチェックイン(袋井から車で約50分)浜名湖畔の湯と幸で長距離ドライブの疲れを癒やす。

3. 1日目に山城が二つ ― 靴で決まるコースです

1日目は諏訪原城と高天神城、どちらも土の城です。とくに高天神城は標高132メートルの本格的な山城で、登城口から本丸まで急な階段と山道が続きます。

  • 歩きやすい靴と飲み物は必須。雨の後は滑ります
  • 諏訪原城も未舗装で、丸馬出の堀の底へ降りる道があります
  • 夏場は虫除けもあると安心です

この工程表は高天神城を14時45分から75分で組んでいます。夕方の山道は暗くなるのが早いので、秋冬は特に、日没時刻を意識して登ってください。

4. 掛川城は410円で御殿まで入れます

掛川城の入場料は大人410円、小中学生150円。この料金に掛川城御殿の入館券が含まれます(掛川市公式)。現存する御殿は全国でも数えるほどしかなく、それが天守とセットでこの値段。しかも年中無休です。

ただし掛川城に専用駐車場はありません(掛川市公式)。掛川城公園駐車場や掛川大手門駐車場など、近隣の有料駐車場を使います。

5. 2日目 ― 浜松城公園は散策なら無料です

浜松城公園そのものは無料で歩けます。有料なのは天守閣と天守門だけ。家康が三方ヶ原の敗戦から逃げ帰った城の、野面積みの荒々しい石垣は、公園を歩くだけで見られます。

そして「家康の散歩道」の各所―犀ヶ崖、夏目吉信の碑、浜松東照宮(引間城跡)―はいずれも無料です。2日目は、費用をかけずに家康の若い日々をたどれる行程になっています。

スポット料金メモ
諏訪原城跡・高天神城跡無料駐車場も無料。山城歩きです
小夜の中山・久延寺無料峠道は狭いのでご注意を
掛川城(御殿込み)大人410円・小中150円9:00〜17:00(入館16:30まで)/年中無休
専用駐車場なし
龍潭寺・気賀関所・犀ヶ崖資料館・浜松城天守閣各公式サイトで要確認気賀関所の駐車場は無料
浜松城公園・家康の散歩道無料石垣は公園を歩くだけで見られます

トイレ。諏訪原城ビジターセンター、掛川城周辺、法多山、気賀関所、浜松城公園が基点になります。高天神城の登城路には設備がありません。

よくある質問

高天神城は登りやすい?
高天神城跡は山城で、駐車場から本丸まで山道を歩きます。歩きやすい靴で行きましょう。

雨の日でも楽しめる?
掛川城の天守・御殿や浜松城の天守は屋内で見学できます。高天神城は雨で滑りやすいので無理をしないでください。

6. 概算費用(大人2名・普通車1台・1泊2日)

項目目安備考
高速道路料金(往復)約11,000〜14,000円東名高速。距離が長く最大の出費です
ガソリン代約7,000〜9,000円2日間でおおむね500〜550km
駐車場代約1,000〜2,000円城跡と気賀関所は無料
入場料2名で3,000〜5,000円掛川城820円+龍潭寺・浜松城天守閣など
宿泊(舘山寺温泉/1泊2食)2名で25,000〜60,000円温泉宿はここが最大の変動要因です
昼食2回・おみやげ2名で8,000〜16,000円うなぎ重、浜松餃子、深蒸し茶
合計2名で約55,000〜106,000円宿の選び方で倍近く変わります

宿はどこにする? PR

宿の例向いている人
浜名湖かんざんじ温泉 開華亭浜名湖を眺めながら温泉に入りたい人
嵐の館浜名湖畔で落ち着いて過ごしたい人
くれたけイン浜松駅南口浜松駅の近くで、価格をおさえたい人

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情報の確認について。入場料・開館時間・休館日・駐車場は2026年8月時点で各公式サイトを確認して記載しています。ただし、これらは変わります。お出かけ前に必ず公式の情報でご確認ください。
・掛川城(掛川市 観光サイト)
・ご利用案内(浜松城公園)

▼ この日は浜名湖・舘山寺温泉に宿泊。

【2日目】家康の敗北と再起 ― 井伊谷・三方ヶ原・浜松城

時刻スポット・行程見どころ・メモ
09:00出発:宿泊地(舘山寺温泉)→ 井伊谷方面へ
09:20井伊谷 龍潭寺(りょうたんじ)(参拝・見学約75分)龍潭寺見どころ:井伊家の菩提寺。井伊直虎・直政ら歴代当主が眠り、小堀遠州作とされる国指定名勝の庭園があります
拝観料・拝観時間は龍潭寺の公式サイトでご確認ください
駐車場:あり
10:45気賀関所(きがせきしょ・浜松市北区細江/姫街道)(見学約40分)気賀関所見どころ:姫街道(東海道の脇往還)に置かれた関所の復元。本番所・向番所と資料館
入場料・開館時間は浜松市の公式サイトでご確認ください
駐車場:無料
11:45ランチ:浜松市内・浜名湖周辺(約60分)グルメ:浜松名物のうなぎ重・浜松餃子、浜名湖のスッポン料理。
13:00三方ヶ原古戦場跡(犀ヶ崖資料館・さいががけ)(見学約45分)三方ヶ原見どころ:三方ヶ原の戦いの激戦地と、犀ヶ崖資料館
入場料・開館時間は浜松市の公式サイトでご確認ください
14:00浜松城跡・浜松城公園(日本100名城・浜松市)(見学約90分)浜松城跡見どころ:家康が三方ヶ原の戦いから逃げ帰った城。野面積みの荒々しい石垣、復元天守閣、若き日の家康像。日本100名城
★公園の散策は無料です。有料なのは天守閣と天守門
入場料・開館時間・休館日は浜松城公園の公式サイトでご確認ください
駐車場:公園の駐車場
★駐車場もトイレもあります。
15:45浜松市家康の散歩道(犀ヶ崖・夏目吉信の碑・浜松東照宮・引間城跡)(見学約45分)家康の散歩道見どころ:家康の身代わりとなって討たれた夏目吉信の碑と、家康が浜松で最初に入った引間城跡に建つ浜松東照宮
料金:いずれも見学・参拝は無料
16:45帰路:東名高速道路(浜松西IC経由)で都内へ(19:15頃到着)

掛川城・高天神城と浜松城の現地写真(運営者が実際に歩いて撮影したものです)

掛川城の木造復元天守
掛川城の木造復元天守
掛川城の大手門
掛川城の大手門
高天神城址の木の門と、麓に広がる水田
高天神城址の木の門と、麓に広がる水田
浜松城の天守
浜松城の天守
浜松城の天守門
浜松城の天守門
浜松城公園の若き日の徳川家康公の銅像
浜松城公園の若き日の徳川家康公の銅像

写真は運営者が実録 歴史旅シリーズで実際に歩いたときのものです。

このコースの城の御城印について

このコースに登場する掛川城は、御城印の頒布情報を自治体や施設の公式サイトで確認できました。

頒布場所と料金は御城印はどこで買える? 公式で確認できた頒布情報まとめに一覧でまとめています。頒布場所や料金は変わることがあるので、お出かけ前に公式サイトでご確認ください。

7. 遠江の歩き方 ― 宿とグルメ

宿泊:2日目の井伊谷・浜松城に近い浜名湖・舘山寺温泉が便利。宿の候補は時わすれ開華亭、山水館欣龍、ホテルウェルシーズン浜名湖など(空室・料金は予約サイトで最新をご確認ください)。城下でゆっくりするなら掛川・袋井の宿でも。
グルメ:1日目は掛川の深蒸し茶・とろろ汁、2日目は浜松のうなぎ重・浜松餃子、浜名湖のスッポンや海の幸を。
ヒント:高天神城・諏訪原城は起伏のある山城なので歩きやすい靴を。日本100名城・続日本100名城のスタンプ設置城が多いので、集めている方はスタンプ帳をお忘れなく。

この旅の道のり

  1. 09:30諏訪原城跡見学約75分
  2. 10:50小夜の中山(さよのなかやま)&久延寺見学約40分掛川市内
  3. 13:00掛川城・御殿見学約90分
  4. 14:45高天神城跡見学約75分
  5. 16:15法多山尊永寺参拝約45分浜松・舘山寺温泉へチェックイン
  6. 09:20井伊谷 龍潭寺参拝・見学約75分
  7. 10:45気賀関所見学約40分浜松市内・浜名湖周辺
  8. 13:00三方ヶ原古戦場跡見学約45分
  9. 14:00浜松城跡・浜松城公園見学約90分
  10. 15:45浜松市家康の散歩道見学約45分

※モデルコースとしての目安です。時刻・所要時間は交通状況や混み具合で変わります。

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