上田城跡は、公園の散策は無料で、櫓(東虎口櫓門・北櫓・南櫓)と上田市立博物館は共通券で大人500円です。真田昌幸が築き、徳川の大軍を二度退けた城です。このページでは、料金・開館時間・駐車場・回り方をまとめました。

1. 基本情報(2026年9月時点)
| 公園 | 散策は無料 |
|---|---|
| 櫓・博物館 | 共通券 大人500円(博物館のみは300円) |
| 開館時間 | 9:00〜17:00(入館16:30まで) |
| 休館日 | 水曜日、祝日の翌日、年末年始。※櫓の冬期休館は公式どうしで記載が食い違っています(下の「櫓は冬に閉まるのか」) |
| 所要時間 | 公園をひと回りして約60分。櫓と博物館も見ると1時間30分〜2時間 |
| 駐車場 | 上田城跡北駐車場・南駐車場。入庫後1時間は無料、以降1時間ごとに100円、当日上限500円(特別期間は3時間500円・上限1,000円) |
| 最寄り駅 | JR・しなの鉄道・上田電鉄「上田」駅から歩いて約12分 |
| 御城印 | 真田神社(社務所)と上田市観光会館2階で販売(1枚300円ほど) |
2. 料金について
上田城跡公園の中は無料で歩けます。有料なのは櫓と上田市立博物館で、共通券は大人500円です。博物館には真田氏と歴代の上田城主にまつわる品が展示されています。
3. 駐車場と行き方
電車なら、上田駅から歩いて約12分。駅前には真田幸村(信繁)の騎馬像が立っています。車の場合は、下の駐車場の節を見てください。1時間以内に出れば無料なので、櫓だけ見て次へ行く人には効きます。
4. 回り方と所要時間
東虎口櫓門の前にある大きな「真田石」から見学を始めるのが定番です。櫓門をくぐって本丸へ入ると、真田氏と歴代城主をまつる真田神社があり、境内には抜け穴伝説の残る「真田井戸」もあります。西櫓は江戸時代から残る建物です。
公園の南側は崖になっていて、昔はここを千曲川の分流が流れていました。守りの堅さを感じられる場所です。
いま行くなら知っておきたいこと ― 公園内で通行規制があります
上田市は上田城跡公園について「整備に伴い、当面の間通行規制を行います。ご利用の皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします」と告知しています。規制箇所は市公式の規制図で案内されており、終了時期は公表されていません。行く前に上田市の公園ページで規制図を確認してください。(2026年9月確認)
上田城の歴史 ― 二度、徳川を止めた城
上田市公式は「真田昌幸が上田城を築き始めたのは、天正11年(1583)のことです」と記します。この城が有名なのは、規模でも天守でもなく、二度とも徳川の大軍を跳ね返したからです。
第一次上田合戦について、上田市はこう書いています。「わずか2,000人足らずでこれを撃退します」。そして関ヶ原に向かう途中の第二次上田合戦では、「わずか2500人で籠城(ろうじょう)戦を行います。この第二次上田合戦では、徳川秀忠軍は、7日間上田に釘(くぎ)づけとなり」ました。秀忠が関ヶ原の本戦に間に合わなかったのは、この城のせいです。
だから、そのあとが厳しい。「そして、徳川方に接収された上田城は一度破壊されます」。いま見る上田城は、寛永3年(1626)から復興に取り掛かったあとの姿です。宝永3年(1706)に城主が仙石氏から松平氏へ交代し、明治維新までの160年余を松平氏が治めました。
建物では、ひとつだけ格が違うものがあります。西櫓は「江戸時代から現在まで破却や移築を免れてこの場所に残った唯一の櫓」です。本丸の櫓門のほうは、平成6年3月に「約110年ぶりに復元」されたもの。真田の城を見に来て、いちばん古いものを見たいなら、西櫓の前に立ってください。(上田市公式/2026年9月確認)
5. 運営者が歩いてみて(実録より)― 徳川を二度退けた城
2023年7月、草津に泊まった翌朝、松代城に寄ってから上田城に向かいました。天正11年(1583)に真田昌幸が築いた城で、2年後の第一次上田合戦では、約1,200で籠城して徳川の約7,000を退けたと伝わります。慶長5年(1600)には昌幸と次男・信繁(幸村)が、徳川秀忠の3万8,000の大軍をこの城で足止めし、秀忠は関ヶ原の本戦に間に合いませんでした。
東虎口櫓門をくぐると、本丸跡には真田氏をまつる真田神社があり、「真田三代の郷」の撮影パネルや青年時代の信繁の像、赤備えを表す大きな兜のモニュメントが迎えてくれます。六文銭の旗とあわせて、真田家らしい世界観を存分に味わえました。西櫓から境内を見下ろすと、昌幸が築いた城の縄張りをあらためて実感できます。




▶ この旅の全体は 【実録】上州・信州・甲州 戦国の城と名湯めぐり ― 金山城・高崎観音・箕輪城・富岡製糸場・草津温泉から に書いています。
駐車場は「1時間無料」がある ― ただし工事で台数が減っています
上田城跡公園の駐車場は、令和7年3月15日から民間事業者(タイムズ24株式会社)による有料駐車場として運用されています。上田市公式の記載は次のとおりです(2026年3月16日更新/2026年9月確認)。
| 上田城跡北駐車場 | 216台 ※工事により184台に減少しています(〜令和8年8月までの予定) |
|---|---|
| 上田城跡南駐車場 | 83台 |
| 通常期の料金 | 入庫後1時間無料/以降1時間ごとに100円/当日上限500円 |
| 特別期間の料金 | 3時間500円/当日上限1,000円 |
| 特別期間(令和8年度) | 4月4日〜4月12日、4月29日〜5月6日、11月7日〜11月8日 |
| 観光バス | 1回につき1日あたり2,000円(事前予約制) |
| 二輪車 | 無料 |
| 障害者手帳をお持ちの方 | 料金の割引(半額)を適用 |
効いてくるのは「入庫後1時間無料」です。櫓門と真田神社だけ見て出るなら、1時間で足ります。逆に博物館まで入るなら1時間30分〜2時間かかるので、上限の500円を見ておけば安心です。
そして2026年11月7日・8日は紅葉まつりの特別期間にあたり、1時間無料がなくなって3時間500円になります。この週末に行くなら計算が変わります。
トイレについては、上田市公式が「トイレ:公園内各所と上田市観光会館にあります」と書いています。
櫓は冬に閉まるのか ― 公式どうしで書いていることが違う
ここは注意が必要です。上田市と上田市立博物館の公式には、櫓の冬期休館の記載がありません。休館日として挙げられているのは次のとおりです。
毎週水曜日/祝日の翌日/祝日が水曜日に当たるときはその翌日/12月29日〜翌年1月3日
上田市立博物館公式(2026年9月確認)
ところが信州上田観光協会のページには、休業日として「水曜日、祝日の翌日(水曜にあたる場合はその翌日)、11月中旬〜3月」と書かれていて、冬のあいだ櫓が閉まることになっています。
どちらも公式なので、ここでは両方そのまま挙げます。冬に櫓の中を見るつもりで行くなら、上田市立博物館に電話で確かめるのが確実です。読者の予定が壊れるタイプの食い違いなので、はっきり書いておきます。
料金の内訳 ― 高校生の区分がある
上田市立博物館公式の観覧料は、次のように三段階です(2026年9月確認)。
| セット(博物館・櫓) | 個別 | |
|---|---|---|
| 一般 | 個人500円/団体400円 | 個人300円/団体250円 |
| 高校生以上 | 個人300円/団体250円 | 個人200円/団体150円 |
| 小・中学生 | 個人150円/団体80円 | 個人100円/団体50円 |
櫓と博物館の両方を見るなら、一般はセットで500円。別々に買うと600円になるので、セットのほうが100円安い計算です。
徳川を二度止めた城は、三度目に壊された
上田城の話でいちばん抜け落ちやすいのが、このあとです。上田市公式の年表を順に引きます。
1583年(天正11年)真田昌幸が徳川氏の力を借りて上田城の築城に着手。
1600年(慶長5年)関ケ原合戦に際し、昌幸・信繁(幸村)父子上田城に籠城し、徳川秀忠が率いる3万8千人の部隊を足止めする。
1601年(慶長6年)…徳川軍により上田城が破却され、廃城となる。・城の破却後、真田信之に上田城が引き渡される。
1626年(寛永3年)忠政、上田城の復興工事に着手。
上田市公式(2026年2月12日更新/2026年9月確認)
つまり、秀忠を足止めした翌年に、上田城は徳川の手で壊されて廃城になっています。そして建て直したのは真田ではなく、そのあと入った仙石忠政。寛永3年(1626)からの工事です。
いま見ている上田城は、真田の城そのものではありません。真田が築き、徳川が壊し、仙石が建て直した。三段構えの城です。そう思って歩くと、堀の深さや石垣の積み方の意味が少し変わって見えます。
その中で、ひとつだけ例外があります。西櫓です。上田市公式はこう書いています。
江戸時代から現在まで破却や移築を免れてこの場所に残った唯一の櫓です
上田市公式「西櫓」(2026年9月確認)
南櫓と北櫓は昭和24年(1949)に復元、東虎口櫓門は平成6年(1994)に復元されたもの(信州上田観光協会)。動かずに残っているのは西櫓だけです。有料区域の櫓を見たあと、西櫓まで足を伸ばしてください。地味ですが、ここがいちばん古い。
6. よくある質問
水曜日に行っても大丈夫?
公園は歩けますが、櫓と博物館は水曜休館です。中も見たいなら水曜を避けてください。
真田の郷とあわせて回れる?
真田氏歴史館や真田氏本城跡のある真田の郷は、上田城から車で約25分です。下のコースで一緒に回れます。
7. 上田城を回るモデルコース
- 上杉・真田と川中島の歴史旅(名古屋発・車2泊3日):上田城・真田の郷・小諸城・川中島から春日山城へ
このコースを実際に組むなら PR
宿と車は、土日と連休の1か月前には埋まります。行く日が決まったら、先に押さえてください。
長野の宿を探す
車を借りる
長野駅・松本駅で借りると、そのまま行程に入れます。
※ 当サイトはアフィリエイトプログラムに参加しています。料金・空室状況は各予約サイトでご確認ください。
※この欄のリンクはアフィリエイト広告(PR)です。
・上田市立博物館・上田城櫓
・上田城 よくある質問(上田市)
