【都内発】車 日帰り:風林火山の果て・武田家400年の最期と信玄公の想い!恵林寺と天目山勝頼公滅亡の地ドライブ

恵林寺
目次

1. 風林火山の果て・武田家400年の最期と信玄公の想い ― このコースの背景

天正10年(1582年)、織田・徳川連合軍の怒涛の侵攻により、名門・甲斐武田氏がついに滅亡を迎えた悲劇の足跡を辿るルート。信玄公の菩提寺「恵林寺」と快川紹喜の気概、そして新府城を捨てた武田勝頼・北条夫人・信勝親子が自害し武田家が潰走した「天目山・景徳院」を訪ね、乱世の儚さと武将たちの誇りに想いを馳せます。

武田勝頼の悲劇と天目山の戦い:新府城(韮崎)を自ら焼き払い、岩殿城の小山田信茂を頼ろうとした勝頼だったが、信茂の裏切りにより行く手を阻まれる。万策尽きた勝頼一行は武田家ゆかりの天目山を目指すが、織田方の滝川一益らに追撃され、わずか数千人の手勢(最後は50余人)とともに自害した。

快川紹喜と恵林寺焼討ち:勝頼の死後、織田信長は武田方の潜伏者を匿ったとして恵林寺を山門ごと焼き払うよう命じた。快川紹喜は「安禅必ずしも山水を用いず、心頭滅却すれば火も自ずから涼し」の名言を残して火の海の中で座禅を組み落命した。のちに徳川家康の手によって恵林寺は再興された。

北条夫人の気高き殉節:北条氏康の娘で勝頼に嫁いだ北条夫人は、当時わずか19歳。実家の北条へ逃れる道もあったが「武田の妻として夫とともに死す」ことを選び、勝頼の脇差で胸を突いて見事な最期を遂げた。

難易度・対象:初心者〜中級者向け/歴史好き・武田勝頼・武田信玄・戦国史の悲劇・ワイナリー・古刹 所要時間目安:約7〜8時間(都内発着)

2. 勝沼氏館跡・乾徳山 恵林寺・天目山 栖雲寺をめぐる車日帰りコース

時刻 スポット・行程 見どころ・メモ
08:00 出発:都内(首都高〜中央自動車道〜勝沼IC経由)
09:30 勝沼氏館跡(かつぬましやかたあと・国指定史跡・甲州市)(見学約45分)勝沼氏館跡(かつぬましやかたあと・国指定史跡・甲州市) 見どころ:武田信玄の叔父・勝沼信友らの居館跡。国指定史跡。内堀・外堀と、工房跡を含む中世武家館の遺構
料金:史跡公園として整備されており、見学は無料
建物は復元されていません。堀と区画の平面を歩く場所です。45分で十分に回れます
10:30 乾徳山 恵林寺(えりんじ)(参拝・見学約75分)乾徳山 恵林寺(えりんじ) 見どころ:武田信玄の菩提寺。夢窓疎石の作と伝わる庭園(国指定名勝)と、快川紹喜和尚の「心頭滅却すれば火も自ずから涼し」の伝承
拝観料:大人500円・小中高校生300円(20名以上の団体は大人400円)
信玄公宝物館は別途:大人500円・高校生400円・小中学生100円
拝観:8:30〜16:30/年中無休
★★ただし宝物館は、12月〜3月の毎週木曜が閉館です(恵林寺公式)
駐車場は無料。普通車50台・バス10台(甲州市観光公式)
12:00 ランチ:勝沼・塩山エリア(約60分) グルメ:甲州名物「ほうとう」、勝沼の和洋折衷ランチ、老舗のうなぎ。
13:15 天目山 栖雲寺(せいうんじ)&景徳院(けいとくいん)(参拝・見学約90分)天目山 栖雲寺(せいうんじ)&景徳院(けいとくいん) 見どころ:天正10年、武田勝頼・北条夫人・嫡男信勝が自害し、武田氏400年の歴史が終わった地
景徳院の駐車場は無料。普通車30台・バス5台(甲州市観光公式)
拝観料・拝観時間は各寺の公式情報でご確認ください
★★栖雲寺と景徳院は別の場所です。山あいの道で数kmは離れています。90分で両方をゆっくり見るのは、かなり急ぎ足になります。勝頼終焉の地に絞るなら景徳院を、石庭と仏像を見たいなら栖雲寺を選んでください
山道です。冬は路面凍結にご注意を
15:15 大善寺(だいぜんじ・葡萄寺)(参拝約45分) 見どころ:関東最古級の木造建築で、本堂は国宝。勝頼が天目山へ向かう途中に最後の一夜を過ごしたと伝わる寺。行基が薬師如来から葡萄を授かった伝承があり、勝沼ワインのルーツとされます
拝観:9:00〜16:30(受付終了は16:00)
駐車場は普通車40台・バス3〜4台。駐車料金は拝観料に含まれます(山梨県観光公式)
拝観料:大人500円・小中高校生300円(4〜11月は9:00〜16:30・最終受付16:00、12〜3月は9:00〜16:00・最終受付15:30)
16:15 立ち寄り:勝沼ぶどうの丘(甲州市特産品・ワインカーヴ・温泉・勝沼の絶景眺望) 無料駐車場があります/甲府盆地を一望する高台。特産品、温泉、展望レストラン
地下ワインカーヴの試飲(タートヴァン)は2,200円(令和5年6月改定。最新は公式でご確認ください)
★★運転手は飲めません。ワインが目当てなら、公共交通で来るか、飲まない人が運転する前提で計画してください
17:15 帰路:中央自動車道(勝沼IC経由)で都内へ(18:45頃到着)

3. 運転する人は、ワインを飲めません

当たり前のことですが、このコースでは最初に確認しておく必要があります。

勝沼ぶどうの丘の地下ワインカーヴでは、タートヴァン(試飲用の器)を2,200円で買うと、200銘柄以上のワインを自由に試飲できます(令和5年6月に1,520円から改定。最新の料金は公式サイトでご確認ください)。これはこのコース最大の楽しみのひとつですが、運転手は一切飲めません。

選択肢は3つです。

  • 飲まない人が運転すると決めて出発する
  • ワインは買って帰る。試飲はしない
  • 勝沼に一泊する。ぶどうの丘には宿泊施設と温泉があります

ワイナリー巡りを本気でやるなら、車で日帰りという形そのものを考え直したほうがいいかもしれません。正直に書いておきます。

4. 冬の木曜は、信玄公宝物館が閉まります

恵林寺そのものは年中無休で、8時30分から16時30分まで拝観できます。ここは心配いりません。

ただし信玄公宝物館は、12月から3月の毎週木曜が閉館です(恵林寺公式)。信玄の遺品を見に行くなら、冬の木曜を避けてください。

スポット 料金 時間・駐車場
勝沼氏館跡 無料 国指定史跡・見学自由
恵林寺 500円(小中高300円) 8:30〜16:30・年中無休駐車場無料50台
信玄公宝物館 500円(高校生400/小中100円) 12〜3月の木曜は閉館
景徳院 公式でご確認ください 駐車場無料・普通車30台/バス5台
大善寺(国宝本堂) 大人500円 9:00〜16:30(受付16:00まで)駐車料金は拝観料に含まれます
勝沼ぶどうの丘 タートヴァン2,200円 無料駐車場あり

5. 栖雲寺と景徳院は、別の場所です

工程表では「天目山 栖雲寺&景徳院」が90分でひとまとめになっていますが、この2つは別の場所です。山あいの道で数kmは離れています。

90分で両方をゆっくり見るのは、かなり急ぎ足になります。選ぶなら、こう考えてください。

  • 勝頼終焉の地に立ちたいなら景徳院。勝頼・北条夫人・信勝の墓と、生害石があります。駐車場は無料で30台
  • 石庭と仏像を見たいなら栖雲寺。巨石が並ぶ庭園と、鎌倉期の仏像を伝える古刹です

山道です。冬は路面凍結にご注意ください。天目山は、標高の高い谷あいの土地です。

6. 武田氏の最期をたどる、という一日

このコースは、順番に意味があります。勝沼氏館跡で武田一族の日常を見て、恵林寺で信玄の菩提を弔い、天目山で武田氏の滅亡に立ち会い、最後に大善寺で勝頼が過ごした最後の一夜の場所を訪ねる。

大善寺の受付終了は16時です。この工程表は15時15分着なので45分。国宝の本堂をゆっくり見るには、少し急ぎ足かもしれません。天目山を切り上げて、こちらに時間を回す組み立ても十分ありえます。

トイレ。恵林寺、景徳院、大善寺、勝沼ぶどうの丘、中央道のSAが基点です。勝沼氏館跡と山道の途中には設備が限られます。

7. 御朱印について

恵林寺の御朱印は寺務所(授与所)にて300円、受付時間は8:30〜16:30です。信玄公の月命日(毎月12日、御命日は4月12日)には書き置きの特別御朱印もいただけます。

景徳院大善寺でも御朱印をいただけますが、初穂料は公式に確認できなかったため、現地でご確認ください。

8. 概算費用(大人2名・普通車1台・日帰り)

項目 目安 備考
高速道路料金(往復) 約6,000〜8,000円 中央自動車道(勝沼IC)
ガソリン代 約3,500〜4,500円 おおむね230〜270km
駐車場代 0円 恵林寺も景徳院もぶどうの丘も無料
拝観料 2名で2,000円〜 恵林寺500+宝物館500 の2名分。大善寺・景徳院は別途
ワイン試飲(希望者のみ) 1名2,200円 運転手は飲めません
昼食・ワイン購入 2名で6,000〜20,000円 ほうとう、勝沼のワイン
合計 2名で約17,500〜37,000円 ワインをどれだけ買うかで変わります
情報の確認について。入場料・開館時間・休館日・駐車場は2026年8月時点で各公式サイトを確認して記載しています。ただし、これらは変わります。お出かけ前に必ず公式の情報でご確認ください。
拝観案内/アクセス(乾徳山 恵林寺)恵林寺(甲州市公式観光サイト)
景徳院(甲州市公式観光サイト)大善寺(富士の国やまなし観光ネット)ワイン(勝沼ぶどうの丘)

9. 勝沼・塩山の歩き方 ― グルメとワイン

主な利用IC:中央自動車道「勝沼IC」

ドライブのアドバイス:勝沼ICを中心にすべてのスポットが車で15〜20分圏内にまとまっており、非常に走りやすいルートです。天目山周辺は山間の静かな道ですが舗装されており、快適なドライブを楽しめます。

この旅の道のり

  1. 09:30勝沼氏館跡見学約45分
  2. 10:30乾徳山 恵林寺参拝・見学約75分勝沼・塩山エリア
  3. 13:15天目山 栖雲寺(せいうんじ)&景徳院参拝・見学約90分
  4. 15:15大善寺参拝約45分
  5. 16:15勝沼ぶどうの丘

※モデルコースとしての目安です。時刻・所要時間は交通状況や混み具合で変わります。

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