1. 名古屋から、信長の安土と秀次の八幡へ ― このコースの背景
織田信長が天下統一の拠点にした安土城と、その跡を受け継ぐように豊臣秀次(若いころの名は三好信吉)が築いた八幡山城の城下町・近江八幡は、名古屋からも名神高速で約1時間30分です。
信長は尾張の出身、秀次は尾張の生まれで、小牧・長久手の戦いの白山林で大敗した後に近江を任されました。名古屋の読者には、郷土の人物の「その後」をたどる旅になります。
難易度・対象:中級(安土城跡は石段の坂道を往復約1時間)/歴史好き・城好き 所要時間目安:約10時間(名古屋市内発着)
もう少し詳しく
安土城は天正4年(1576)に築き始められ、本能寺の変の後に天主が焼けました。秀次は天正13年(1585)に八幡山城を築き、安土の町の人びとを移して城下町を開きます。琵琶湖とつながる八幡堀が、のちの近江商人の町の土台になりました。
秀次の大敗は三好信吉(豊臣秀次)はなぜ白山林で大敗したのか、名のりの理由は豊臣秀次はなぜ「三好信吉」と名のっていたのかで書いています。
八幡山城が10年ほどで消えた理由
秀次が八幡山にいたのは長くありません。天正18年(1590)、小田原攻めのあと秀次は尾張の清洲へ移り、八幡山城には京極高次が入りました。文禄4年(1595)に秀次が高野山で自害すると、城はまもなく廃されます。それでも城下町と八幡堀は残り、近江商人の町として栄え続けました。城より町のほうが長生きした、珍しい例です。
2. 安土城跡・八幡山城跡・八幡堀をめぐる車日帰りコース
| 時刻 | スポット・行程 | 見どころ・メモ |
|---|---|---|
| 08:30 | 出発:名古屋市内(名神高速経由、約1時間30分) | |
| 10:00 | 安土城跡![]() |
大手道の石段から天主台へ 拝観:8:30〜17:00(受付16:00まで)、大人700円、麓に無料駐車場 |
| 11:30 | 安土城考古博物館 | 天主と同じ八角形のシアターで、安土城をCGで復元した約15分の映像 |
| 12:30 | 昼食(近江八幡) | 近江牛の店が多い町です |
| 14:00 | 八幡山城跡![]() |
ロープウェーで山頂へ(約4分)。9:00〜17:00(上り最終16:30)、往復950円 |
| 15:30 | 八幡堀と日牟禮八幡宮 | 秀次が整えた堀と白壁の町並み |
| 17:00 | 帰路:名古屋市内へ(18:30頃着) |
3. 安土は石段、八幡山はロープウェーの最終便に注意
八幡山ロープウェーの上りの最終は16:30です。午前が押したときは、八幡山を先に回ってから八幡堀を歩いてください。
安土城跡の大手道では、石段の両わきに伝羽柴秀吉邸跡・伝前田利家邸跡の石垣が続き、踏み石に使われた石仏も見られます。帰りは摠見寺の三重塔と二王門(どちらも重要文化財)の前を通る道を下ると、信長の時代から残る建物に出会えます。
安土城考古博物館では、2026年9月26日から特別陳列「豊臣の城2 八幡山城」が開かれています。秀次の八幡山城を出土品で見てから山に上がると、石垣の見え方が変わります。博物館は月曜休館なので、日曜・月曜に出かけるときは注意してください。
駐車場とトイレ
| 場所 | 駐車場 | トイレ |
|---|---|---|
| 安土城跡 | 麓の無料の大型駐車場 | 駐車場側だけ。山の上にはないので、登る前に |
| 安土城考古博物館 | 安土城跡から車で数分 | 館内 |
| 八幡山ロープウェー | 乗り場の駐車場(約15台・無料と案内あり)。満車なら日牟禮八幡宮の駐車場や八幡公園の駐車場(有料) | 山の上で探すより、乗る前に麓で済ませておくと安心 |
よくある質問
安土城跡の石段はきつい?
大手道はまっすぐで段差の大きい石段が続き、天主台まで上り30分ほどかかります。歩きやすい靴で、夏は飲み物を持って行きましょう。車いすやベビーカーでは登れません。
雨の日はどうする?
安土城跡の石段は雨で滑りやすくなります。雨の日は安土城考古博物館の映像と展示を中心にして、八幡山はロープウェーで上がって瑞龍寺の周りだけ歩く、という組み方がおすすめです。
電車でも回れる?
回れます。安土城跡はJR安土駅から歩いて25分ほど(レンタサイクルが便利)、八幡山ロープウェーはJR近江八幡駅からバスで7分ほどです。安土駅と近江八幡駅は電車で1駅です。
子ども連れでも楽しめる?
ロープウェーは子どもに人気で、小人は往復480円です。安土城考古博物館は小中高生が無料です。
4. 入場料の目安(大人1人)
| 施設 | 料金 |
|---|---|
| 安土城跡 | 700円 |
| 八幡山ロープウェー(往復) | 950円 |
| 安土城考古博物館 | 大人600円(企画展中660円)、小中高生無料 |
| 村雲御所瑞龍寺 | 600円 |
▶ 安土城跡の入山料・受付時間・駐車場は安土城跡の入山料・受付時間・駐車場にまとめています。
▶ 八幡山ロープウェーの料金(往復950円)・駐車場は八幡山ロープウェーの料金・駐車場にまとめています。
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・安土城跡 拝観案内(摠見寺)
・滋賀県立安土城考古博物館
・八幡山ロープウェー 営業時間・料金
泊まりで行くなら
- 関ヶ原の戦い 西軍・三成の道の1泊2日(名古屋発):彦根・佐和山も回れます
5. もっと知りたい人へ
各史跡の詳しい見どころは大阪発の近江八幡・安土コースで紹介しています。秀次が大敗した白山林を回るなら小牧・長久手の戦い(名古屋発)もどうぞ。
この旅の道のり
- 10:00安土城跡見学約60〜90分
- 11:30安土城考古博物館見学約45分近江八幡で昼食
- 14:00八幡山城跡見学約75分
- 15:30八幡堀・日牟禮八幡宮散策約60分



