1. 郷士が藩を動かした国 ― このコースの背景
幕末の土佐藩からは、坂本龍馬・中岡慎太郎・武市半平太・岩崎弥太郎・板垣退助・後藤象二郎と、明治をつくった人物が次々に出ました。その多くは、高知城下と、東の安芸・北川村の、車で2時間ほどの範囲で生まれています。
このコースは、1日目に高知城と城下の誕生地・事件の跡を歩いて龍馬の生まれた上町と桂浜へ、2日目は東へ向かい、武市半平太の旧宅から岩崎弥太郎の生家、安芸城跡、野根山二十三士が処刑された奈半利川の河原、中岡慎太郎の生まれた北川村まで回ります。
難易度・対象:初心者向け(歩くのは主に1日目の城下です)/龍馬・幕末ファン 所要時間目安:1泊2日(大阪市内発着・車)
もう少し詳しく ― 上士と郷士、土佐勤王党
吉田東洋と、その門下
土佐藩の武士は、山内家とともに入った「上士」と、長宗我部の旧臣の流れをくむ「郷士」に分かれていたとされます。藩政を改めた吉田東洋は、私塾で後藤象二郎や岩崎弥太郎らを教え、上士の板垣退助・後藤象二郎を登用しました。
土佐勤王党と東洋の暗殺
文久元年(1861)、郷士の武市半平太は土佐勤王党を結成し、坂本龍馬や中岡慎太郎も名を連ねました。翌文久2年(1862)4月、吉田東洋は城下で勤王党の者に暗殺されます。
弾圧と、野根山二十三士
文久3年(1863)の八月十八日の政変のあと、藩は勤王党を弾圧し、武市は投獄されました。釈放を求めて野根山に集まった清岡道之助ら23人は捕らえられ、元治元年(1864)9月5日、奈半利川の河原で処刑されました。武市は翌慶応元年(1865)に切腹を命じられています。すでに脱藩していた龍馬と中岡は、薩長同盟の仲立ちへと進んでいきました。
2. 1日目:高知城と城下、龍馬の生まれた町と桂浜
| 時刻 | スポット・行程 | 見どころ・メモ |
|---|---|---|
| 07:00 | 出発:大阪市内(明石海峡大橋・徳島道・高知道経由、約3時間30分) | |
| 10:30 | 高知城![]() | 天守と本丸御殿が揃って残る城。9:00〜17:00(入館16:30まで)、大人500円、12/26〜1/1休館。高知城駐車場は最初の1時間370円 |
| 12:00 | 昼食:ひろめ市場(城から徒歩約5分、約60分) | |
| 13:00 | 城下の史跡を歩く | 板垣退助誕生地(本町・高野寺の横)→ 南へ約150mの後藤象二郎誕生地 → 吉田東洋殉難の地(追手筋、オーテピアの近く)→ 武市半平太が切腹した南会所跡(帯屋町)。どれも碑が立つだけで、無料 |
| 14:15 | 上町へ(車で約10分) | |
| 14:30 | 坂本龍馬誕生地・才谷屋跡・龍馬の生まれたまち記念館![]() | 龍馬が生まれた上町。本家の商家・才谷屋の跡も近くにあります。記念館は8:00〜19:00、年中無休、大人370円、駐車場14台 |
| 15:40 | 桂浜へ(約30分) | |
| 16:10 | 桂浜・坂本龍馬像![]() | 太平洋を向いて立つ龍馬像。高台には高知県立坂本龍馬記念館もあります |
| 17:00 | 高知市内の宿へ(約30分) |
宿はどこにする? ― 高知市内の宿 PR
| 泊まり方 | 宿の例 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 城下の温泉宿 | 高知城下の天然温泉 三翠園 | 高知城に近い温泉宿。夜は城下で土佐の料理を |
| 街なかのホテル | OMO7高知 by 星野リゾート/天然温泉 紺碧の湯 ドーミーイン高知 | ひろめ市場や帯屋町へ歩いて出たい人に |
| 安く泊まるなら | 西鉄イン高知はりまや橋 | はりまや橋の近く。2日目の東への出発にも便利 |
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3. 2日目:武市半平太旧宅から安芸、中岡慎太郎の北川村へ
| 時刻 | スポット・行程 | 見どころ・メモ |
|---|---|---|
| 08:30 | 出発:高知市内の宿 | |
| 08:50 | 武市半平太旧宅と墓(仁井田) | 旧宅は今も個人のお宅で、中には入れません。外から見て、隣の瑞山神社と墓へ |
| 09:20 | 安芸へ(約50分) | |
| 10:10 | 岩崎彌太郎生家![]() | 三菱を創業した弥太郎の生家。9:00〜16:30、月曜休み、駐車場無料 |
| 10:50 | 安芸城跡・安芸市立歴史民俗資料館![]() | 長宗我部に滅ぼされた安芸氏の城。資料館は9:00〜17:00(入館16:30まで)、大人330円(土曜は無料)、月曜・祝日休館 |
| 11:50 | 昼食:安芸(ちりめん丼など、約60分)→ 田野町へ(約25分) | |
| 13:15 | 野根山二十三士殉節地(二十三士公園) | 奈半利川の西の堤防の下。元治元年(1864)9月5日に23人が処刑された地 |
| 13:45 | 北川村へ(約15分) | |
| 14:00 | 中岡慎太郎館と生家![]() | 9:00〜16:30(入館16:00まで)、大人500円、火曜休館、駐車場13台。生家は館の近くにあります |
| 15:15 | 帰路:大阪市内へ(高知道・徳島道経由、約4時間30分、19:45頃着) |
4. 2日目は水曜〜日曜に。月・火曜は避ける
2日目に回る岩崎彌太郎生家と安芸市立歴史民俗資料館は月曜休み(資料館は祝日も休み)、中岡慎太郎館は火曜休館です。2日目が水曜から日曜(祝日を除く)になるように組んでください。
時間に余裕があれば、1日目に高知道の南国ICを降りてすぐの岡豊城跡に寄るのもおすすめです。長宗我部元親の居城で、土佐の郷士の成り立ちにつながる城です。
よくある質問
雨の日はどうする?
高知城の天守と本丸御殿、龍馬の生まれたまち記念館、中岡慎太郎館は屋内で見学できます。城下の碑めぐりや二十三士公園は短めにしてください。
電車でも回れる?
1日目の高知城と上町は、路面電車(とさでん交通)で回れます。2日目の安芸や北川村の史跡は駅から離れているので、車が便利です。
5. 入場料の目安(大人1人)
| 施設 | 料金 |
|---|---|
| 高知城 | 500円 |
| 龍馬の生まれたまち記念館 | 370円 |
| 安芸市立歴史民俗資料館 | 330円(土曜は無料) |
| 中岡慎太郎館 | 500円 |
| 城下の誕生地・事件の跡の碑、武市半平太旧宅(外から)、岩崎彌太郎生家、二十三士公園、桂浜 | 無料 |
▶ 高知城の観覧料・駐車場は高知城の観覧料・開館時間・駐車場にまとめています。
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泊まるのは高知市内が便利です。夜はひろめ市場や帯屋町でかつおのたたきを。2日目を東から回るなら、安芸に泊まる手もあります。
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・高知城 利用料金・開館時間
・龍馬の生まれたまち記念館
・武市半平太旧宅及び墓(高知市)
・岩崎彌太郎生家(安芸市観光協会)
・中岡慎太郎館
6. もっと知りたい人へ
この旅の道のり
- 1日目 10:30高知城見学約90分昼食
- 1日目 13:00城下の史跡を歩く徒歩約60分
- 1日目 14:30坂本龍馬誕生地・才谷屋跡・龍馬の生まれたまち記念館見学約60分
- 1日目 16:10桂浜・坂本龍馬像見学約50分高知市内に宿泊
- 2日目 08:50武市半平太旧宅と墓(仁井田)見学約30分
- 2日目 10:10岩崎彌太郎生家見学約30分
- 2日目 10:50安芸城跡・安芸市立歴史民俗資料館見学約60分昼食
- 2日目 13:15野根山二十三士殉節地(二十三士公園)見学約30分
- 2日目 14:00中岡慎太郎館と生家見学約75分
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