友人のおじさん三人で、群馬の安中と鬼石へ、車で1泊2日の旅をしてきました。1日目は烏川の河原でバーベキューをしてから、同志社をつくった新島襄の旧宅と安中の城下町、夜は鬼石の民宿に泊まり、2日目は桜山を3時間かけて歩いて登り、帰りに碓氷峠のめがね橋に寄りました。お城らしいお城はひとつもない旅でしたが、三人そろって「来てよかった」と言える旅になりました。この記事の写真は、すべて運営者が現地で撮影したものです。
訪問:2026年10月18日〜19日
この旅の行程
| 時刻 | スポット・行程 | 見どころ・メモ |
|---|---|---|
| 1日目 | ||
| 午前 | 烏川の河原でBBQ | 藤岡市の施設で、三人でバーベキュー |
| 車:安中へ | ||
| 14:36 | 新島襄旧宅![]() |
茅葺きの二軒長屋。無料、説明をしてくれる方がいる。月曜休館 |
| 徒歩:城下町をひと回り | ||
| 15:11 | 安中城本丸跡・安政遠足の碑![]() |
お堀も石垣も土塁もない。案内と石碑だけ。「マラソン発祥の地」の覗き石 |
| 車:鬼石へ | ||
| 夜 | 鬼石の民宿「おにのす」に泊まる | 知人の知り合いの民宿 |
| 2日目 | ||
| 午前 | 桜山(桜山公園)に歩いて登る | 約3時間歩いた。最初の登りがきつく、途中からゆるやか。山頂の眺めは最高 |
| 車:碓氷峠へ | ||
| 15:12 | めがね橋(碓氷第三橋梁)![]() |
下から見上げ、階段で橋の上へ。レンガのトンネルも歩いた |
| 車:帰路へ |
この旅の道のり
- 1日目 午前烏川の河原でBBQ藤岡市の施設車で安中へ
- 14:36新島襄旧宅旧宅と資料展示室城下町を歩いて
- 15:11安中城本丸跡・安政遠足の碑石碑めぐり車で鬼石へ
- 夜鬼石の民宿「おにのす」おにのすに宿泊
- 2日目 午前桜山(桜山公園)歩いて約3時間車で碓氷峠へ
- 15:12めがね橋(碓氷第三橋梁)下から、橋の上から、トンネルへ
※時刻は当日撮影した写真の記録によるものです。
1日目の午前:烏川の河原でBBQ
旅の始まりは、烏川の河原でのバーベキューでした。藤岡市の施設で、おじさん三人、午前中はのんびり肉を焼いて過ごしました。この烏川をさかのぼった上流が、小栗上野介が最期を迎えた倉渕の水沼河原です。
1日目:新島襄旧宅 ― 畳も柱も当時のまま
最初に訪れたのは、安中市の新島襄旧宅です。新島襄は江戸の安中藩邸で生まれ、国の禁を破ってアメリカへ渡り、帰国後に京都で同志社をつくった人です。この家は、新島家が安中で暮らした家で、帰国した襄が両親と再会した場所です。

建物は茅葺きの二軒長屋で、半分が旧宅、半分が資料展示室になっていました。入館は無料で、説明をしてくれる方がいます。畳も古く、柱も当時のままだそうです。トイレもあり、きれいでした。旧宅の裏には、石碑が3つ4つ並んでいました。



▶ 開館時間・駐車場・見どころは【現地レポート】新島襄旧宅(安中市)にまとめました。
安中城跡と安政遠足の碑 ― お堀も石垣も土塁すらない
旧宅のまわりは安中藩の城下町です。ところが安中城跡は、お堀も石垣も土塁すら残っていません。あるのは「本丸跡」の案内や、「マラソン発祥の地」として知られる安政遠足(あんせいとおあし)の碑など、いくつかの石碑だけでした。安中城の御城印も、この日は時間がなく、どこでいただけるのか調べることすらできませんでした。


おもしろかったのは、安政遠足の「覗き石」です。説明板によると、この石の穴からのぞくと、その先がゴール地点の碓氷峠(熊野神社)を指しているのだそうです。石の中には、丸い空間がぽっかりあいていました。


小栗上野介が好きなわたしには、安中藩には少し複雑な思いがあります。慶応4年(1868年)、小栗を捕らえに権田村へ向かったのは、高崎・安中・吉井の藩兵でした。安中藩には、もっと小栗をかばってほしかった。安中へ向かう途中、車で烏川を何度か渡りながら、この川の上流の水沼河原で小栗は斬られたのだなあ、と思いました。
鬼石の民宿「おにのす」に泊まる
夜は、藤岡市鬼石の民宿「おにのす」に泊まりました。知人の知り合いの民宿です。鬼石は、神流川沿いの山あいの町で、翌日に登る桜山のふもとにあたります。
2日目:桜山を歩いて登る ― 車でも行けると、登ってから知った
2日目は、鬼石の桜山(桜山公園)に登りました。冬に咲く「冬桜」で知られる山で、山頂は標高591mです。三人で、3時間は歩きました。
最初は登りがきつく、途中からゆるやかになりました。登り切ったときには、達成感がありました。10月なので桜はまだ咲いていませんでしたが、山頂からの眺めは最高でした。
ところが、登ってから知ったのですが、桜山の山頂近くまでは車でも行けるようです。笑い話になりました。さらに、山頂にあるレストランのようなお店は月曜日が定休日で、この日は月曜。なんと……。
めがね橋 ― 三人とも感動した
帰り道、碓氷峠のめがね橋(碓氷第三橋梁)に寄りました。明治25年(1892年)に完成した、レンガ造りの4連アーチの鉄道橋です。





これには、かなり感動しました。三人とも感動していました。見に来ている人もたくさんいました。これをあんな時代に建築するなんて、本当にすごいと思います。
橋の下には説明板が立っていて、めがね橋がいつ、どのように造られたのかが書かれています。見上げる前に読んでおくと、レンガの一つひとつの見え方が変わります。


実際の線路は残っていませんでしたが、線路の道は残っていて、レンガのトンネルなど、雰囲気満載でした。階段を上れば橋の上にも上がれます。下からも、上からの景色も、どちらもおすすめです。この日は時間がなくて、トンネルの向こう側までは行けませんでした。車は道ばたの5〜6台分のスペースに停めました。







横川では、おぎのやの「峠の釜めし」も食べたかったのですが、ここも時間が合わず食べられませんでした。
▶ 駐車場・橋の上への上がり方は【現地レポート】めがね橋・碓氷第三橋梁(安中市)にまとめました。
実際に歩いて感じたこと
お城らしいお城はひとつもない旅でしたが、新島襄の旧宅で当時のままの畳と柱にふれ、桜山を自分の足で登り、めがね橋で明治の人たちの仕事に感動した、中身の濃い2日間でした。
行く前に知っておきたいこと
- 新島襄旧宅は月曜休館。月曜に回る旅なら、1日目に入れる。
- 安中城跡は遺構が残っていない。石碑めぐりのつもりで。
- 桜山は山頂近くまで車で行ける。歩いて登るなら最初の登りがきつい。冬桜は11月中旬から。
- 山頂のお店や、横川の釜めしは、定休日と時間を確かめてから。わたしたちはどちらも食べ損ねました。

