高知城の観覧料は大人500円、18歳未満は無料です。天守と本丸御殿がそろって残る全国でただ一つの城で、天守の最上階まで上れます。このページでは、料金・開館時間・駐車場・回り方をまとめました。

1. 基本情報(2026年9月時点)
| 観覧料 | 大人(18歳以上)500円/18歳未満は無料(学生証などが必要) |
|---|---|
| 開館時間 | 9:00〜17:00(最終入館16:30)。ゴールデンウィークとよさこい祭りの時期は延長あり |
| 休館日 | 12月26日〜1月1日 |
| 所要時間 | 天守と本丸御殿で1時間ほど。追手門から歩くと1時間30分 |
| 駐車場 | 高知城駐車場 65台(最初の1時間370円、以降30分110円)。7:30〜18:30 |
| 最寄り | とさでん交通の路面電車「高知城前」電停から追手門まで歩いてすぐ |
2. 料金について
観覧券で天守と本丸御殿(懐徳館)の中に入れます。18歳未満は学生証などを見せれば無料です。支払いはクレジットカード、電子マネー、交通系ICカードも使えます。
3. 駐車場と行き方
車なら、城の中にある高知城駐車場(65台)が便利です。最初の1時間は370円、その後は30分ごとに110円かかります。
電車なら、JR高知駅から路面電車で「高知城前」へ。追手門から天守までは石段を上って15分ほどです。
4. 回り方と所要時間
追手門から入ると、門と天守が一枚の写真に収まる景色が迎えてくれます。石段を上って三ノ丸・二ノ丸を抜け、本丸へ。本丸御殿の書院から天守へ入り、最上階の廻縁に出ると高知の街と山々が一望できます。
城のあとは、歩いて5分ほどのひろめ市場で、かつおのたたきの昼食をとるのが定番です。
いま行くなら知っておきたいこと ― シロアリ対策の工事中です
高知城公式は「このたび、高知城詰門及び廊下門の一部にシロアリの被害が確認されたため、以下のとおり対策工事を実施いたします」として、令和8年8月17日(月)から令和8年11月2日(月)までの工事を告知しています(2026年8月14日)。
立入制限は「外部:梅ノ段の一部及び詰門東側」「内部:廊下門2階の一部」。ただし公式は「二ノ丸から本丸へは通行できます」「天守・懐徳館は通常どおり公開しています」としています。本丸と天守は普通に見られるので、行き先を変える必要はありません。詰門の内部をじっくり見たい人だけ、時期を選んでください。(2026年9月確認)
高知城の歴史 ― 本丸の建物が「すべて」残っている、ただひとつの城
高知城公式は、この城の価値を一行で言い切っています。「江戸時代に建てられた天守や本丸御殿をはじめ、本丸の建物群がすべて現存するのは高知城だけです」。天守が残る城は12あります。しかし本丸がまるごと残っているのは、ここだけです。
築城は慶長6年(1601年)。関ヶ原の功で徳川家康から土佐一国を拝領した山内一豊が、大高坂山を新城の地と定め、百々越前を総奉行として着工しました。慶長8年(1603年)に本丸・詰門・廊下門・太鼓櫓が竣工し、一豊が入城。慶長16年(1611年)に完成します。
ところが享保12年(1727年)、城下町の大火で追手門を残して天守はじめほとんどの建物を焼失しました。いま建っている天守は、寛延2年(1749年)に完成したものです。宝暦3年(1753年)に三ノ丸が完成し、着手から25年目にしてほぼすべての建物が整いました。
つまり高知城の「現存」は、一度焼けたあとに建て直して、それから270年以上燃えなかったということです。明治6年(1873年)の廃城令でも天守等の本丸周辺と追手門は残り、昭和9年(1934年)に国宝(現在は重要文化財)に指定されました。(高知城公式/2026年9月確認)
5. 高知城の見どころ
天守と本丸御殿が両方残る城
高知城は、天守と本丸御殿(懐徳館)がそろって江戸時代から残る、全国で唯一の城です。本丸には天守・御殿のほか、門や櫓、塀など15棟の建物が残り、すべて国の重要文化財に指定されています。御殿の中を見てから天守に上ると、藩主の暮らしと城の守りの両方がよくわかります。
追手門と天守を一枚に
追手門の前からは、門の上に天守が重なって見えます。追手門と天守を一枚の写真に収められる城は珍しく、高知城の定番の撮影場所です。
石樋と忍び返し
雨の多い土佐らしく、石垣の上から雨水を外へ流す「石樋」が各所にあります。天守の下の塀には、侵入者を防ぐ鉄の「忍び返し」も残っています。
6. 高知城の歩んだ道
関ヶ原の戦いのあと土佐一国を与えられた山内一豊が、慶長6年(1601)から大高坂山に築いた城です。享保12年(1727)の大火で多くの建物が焼け、今の天守は寛延2年(1749)に再建されたもので、一豊が築いた最初の天守の姿を再現したといわれます。幕末には、この城下から坂本龍馬や武市半平太、後藤象二郎らが出ています。
7. あわせて寄りたい場所
- 高知県立高知城歴史博物館:追手門のすぐ前。土佐藩主山内家に伝わる資料を展示しています。
- ひろめ市場:城から歩いて約5分。かつおのたたきなど、土佐の味を気軽に食べられる屋台村です。
- 坂本龍馬誕生地:城から歩いて約15分。上町の一角に石碑が立っています。
追手門から本丸まで158段、天守の中にさらに40段
高知城は、行く前に段数を知っておいたほうがいい城です。公式のよくある質問に、はっきり書かれています。
追手門から本丸まで158段、高知城天守の中に40段あります。
高知城公式「よくある質問」(2026年9月確認)
合わせて約200段。天守の高さは18.5メートル、本丸の標高は海抜44.4メートルとも公式は書いています。所要時間については「平均1時間あればゆっくり見学できます。駐車場まで、片道徒歩約10分です」とのこと。
膝に不安がある方は、車椅子の貸し出しが城にはないことも知っておいてください。公式は「申し訳ございませんが、貸し出しはありません。『こうち観光ナビ・ツーリストセンター』で無料レンタルができます」としています。先に借りてから向かう形になります。
公式は「天守閣」と書きません
細かい話ですが、これは高知城らしいので紹介します。公式のよくある質問に、こんな項目があります。
一般的に諸説あり、高知公園内にも両方の表記がありますが、文化庁の文化財指定や高知県条例では「天守」とされていることから現在は、「天守」で統一しています。
高知城公式「よくある質問」(2026年9月確認)
公園の中の看板には「天守閣」と書かれたものも残っているけれど、文化財としての正式な呼び方に合わせて「天守」で通すと決めている。城の名前の由来についても、公式は正直です。
高知城のある大高坂山は、かつて「河中山」と呼ばれていましたが、たびたび水害に悩まされていました。このためお寺の和尚さんに相談し、「高智山」と改められました。そしていつの頃からか「智」が「知」になったのが始まりとされています。
高知城公式「よくある質問」(2026年9月確認)
水害を避けたくて名前を変えたのが「高知」の始まり、ということになります。県名の由来がここにあります。
本丸以外は24時間開いています
見落とされがちですが、高知城は有料区域とそれ以外がはっきり分かれた城です。
本丸以外の高知公園は、24時間開放されています。
高知公園からのライトアップは、日没後から22:00までです。
高知城公式「よくある質問」(2026年9月確認)
つまり夜でも追手門や石垣は見られるし、ライトアップされた天守を下から眺めることもできます。500円かかるのは天守・懐徳館・東多聞・廊下門の中に入るときだけ。夜に高知に着いた日でも、城の近くまでは行けます。
ペットについては条件つきです。公式は「公園内ではリードをつけるかキャリーケースに入れた場合のみ可能です。但し、本丸エリア(詰門から黒鉄門までの区間)は、盲導犬、聴導犬、介助犬を除き、重要文化財の保護や他のお客様への影響を考慮し原則として、ペット同伴での入場をお断りしています」としています。
荷物は実質無料で預けられ、ガイドも無料です
追手門広場の観光案内所まわりに、知っていると得をするものが二つあります。
(コインロッカーは)追手門広場内、観光案内所の横にあります。利用時間は、8:45 ~ 17:00までです。観光客の方にご利用いただくためのもので、利用時間を過ぎると荷物の取り出しができなくなります。使用後に100円が返却されますので、実質無料でご利用いただけます。
追手門広場内に観光案内所があり、9:10、13:30出発の無料定時ガイドがあります。
高知城公式「よくある質問」(2026年9月確認)
158段を上るのに、旅行かばんを抱えていく理由はありません。実質無料のロッカーに置いていってください。ただし17時を過ぎると取り出せなくなるので、そこだけ注意です。無料ガイドは土佐観光ガイドボランティア協会(088-820-1165)が担当しています。
歴史博物館とのセット券 ― ただし休みが1日ずれています
追手門のすぐ向かいに高知県立高知城歴史博物館があります。セット券が出ています(2026年9月確認)。
| 高知城(天守・懐徳館等)単独 | 18歳以上500円/団体(20名以上)400円/18歳未満無料 |
|---|---|
| セット券(常設展) | 18歳以上800円(当日のみ有効) |
| セット券(企画展) | 18歳以上1,040円(当日のみ有効) |
博物館の単独料金は、企画展開催中が800円、その他の期間が500円。企画展のときにセット券を買うと1,040円で、別々に買う1,300円より260円安くなります。
ここで気をつけたいのが休みです。高知城の休館は12月26日〜1月1日、高知城歴史博物館は12月27日〜1月1日。1日ずれています。12月26日は、博物館は開いているのに城は閉まっている日、ということになります。また博物館の開館は「9:00〜18:00(日曜日は8:00~18:00)」で、日曜だけ1時間早く開きます。城は9時からなので、日曜の朝は博物館が先です。
トイレは天守の中にありません
これは実際に効きます。
(天守・本丸御殿の中にトイレは)ありません。公園内の二ノ丸、三ノ丸、梅ノ段、追手門広場、駐車場にトイレがあります。
高知城公式「よくある質問」(2026年9月確認)
158段を上りきったところにある天守と懐徳館には、トイレがありません。二ノ丸まで下りる必要があります。
そしてもう一点。2026年11月2日までのシロアリ対策工事で、立入制限がかかっているのは「梅ノ段の一部及び詰門東側」です。梅ノ段はトイレがある場所のひとつなので、この時期は二ノ丸か三ノ丸のトイレを当てにしてください。
駐車場は高知公園(高知城)駐車場で、普通自動車65台・最初の1時間370円・以降30分ごとに110円。バスは9台(最大20台)で、最初の1時間580円・以降30分ごとに230円、観光バスの泊車は3,250円。営業は7:30〜18:30で年中無休です。乗降のみの利用と二輪の駐車はできません。
8. よくある質問
天守は江戸時代のもの?
今の天守は、江戸時代中ごろの火事のあと、延享4年(1747)ごろに再建されたものが残っています。本丸の建物がまとまって残る、全国でも珍しい城です。
日曜市と一緒に楽しめる?
追手筋では日曜日に日曜市が開かれます。日曜に訪ねるなら、城の前に市を歩くのもおすすめです。
9. 高知城を回るモデルコース
- 幕末土佐の歴史旅モデルコース(大阪発・車1泊2日):高知城と城下の誕生地、龍馬の生まれたまち、武市半平太旧宅から中岡慎太郎館へ
このコースを実際に組むなら PR
宿と車は、土日と連休の1か月前には埋まります。行く日が決まったら、先に押さえてください。
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